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<title>ニューハーフ名古屋薫のShe-Mail</title>
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<description>ごくありふれた出来事も、男の視点＋女の視点、合わせて四つの目で見るとどうなるか、
ニューハーフ独自の視点でとらえたちょっと変わったエッセイをどうぞ</description>
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<item rdf:about="http://blog.she-mail.jp/blog/2012/05/post-cd63.html">
<title>【携帯ゲームに、もの申すのでございます】</title>
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<content:encoded>&lt;p&gt;　アメリカの『フォーブス』という経済誌が、世界規模の長者番付を毎年発表しております。ちょうど２年前、2010年に発表されたその長者番付に、突如「GREE」という企業が躍り出たときには、ちょっとしたニュースになったものでございます。当時は本当に“突如”という感じで、「ひとつ数百円の携帯ゲームが、そんなに儲かるのか」、そんな風にビックリしたのでございます。今回は、その携帯ゲームの会社のお話。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　アハハ、携帯ゲーム会社、一斉に「コンプガチャ」を廃止してきましたね。きっと、ゲーム会社自身も、「いつ指摘されてもおかしくない“限りなく黒に近いグレー”だ」ということを認識しておりましたよね。で、この足並みの揃い方を見るに、「Ｘデーが来たときにどうするか」を、携帯ゲーム会社間で申し合わせていたのかも知れません。まぁ、「指摘されるまではボロ儲け、Ｘデーがきたらさっさと引っ込めればいい」ぐらいに考えていたのでございましょう。一部のメディアには「ゲーム会社の経営に大きく影響」なんて報道もございますが、各社のこの潔さから判断するに、「想定の範囲内」の出来事でございましょう。携帯ゲームの繁栄は、まだまだ続くような気がいたします。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ワタクシは、この携帯ゲームというの、大反対。携帯ゲームを「アヘン」と呼びたいくらいに、反対してる。それは、この携帯ゲームというジャンルが、まるでネットトレーディングのような実体のない商品だからでございます。逆に、「Wii」や「プレイステーション」なんていう“実体のあるゲーム機”は、別に反対しておりません。実体のある物は、世の中に広く経済効果を生み出すからでございます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;Wiiやプレストのような実体のあるゲーム機ならば、ゲーム開発会社だけでなく、パッケージ、印刷、運送業、販売店と、様々な業種が潤うのでございます。また、ゲームのパッケージを買いに行く人も、出かけるには交通費を使いますし、街中に出れば外食のひとつもいたしましょう。そして、飽きたゲームを売りに行けば、買い取り業者が儲かり、その中古ゲームを誰かが再び購入することになる。ひとつのゲームパッケージが世の中を渡り動く際に、様々なところにお金を落としていくのでございます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ところがね、実体のない携帯ゲームは、ゲーム会社にしかお金が落ちない。「天下の回りもの」と称されるがお金が、まったく回らない。これは、マズイ、現状の不況を考えると、実にマズイ。しかも、パッケージがないので、ゲーム本体はただのデジタルコピー。今回問題になった「ガチャ」というものも、ゲーム会社は元手なしでいくらでもコピーを販売できる。あぁ、濡れ手にアワ商売ですなぁ。そりゃ儲かるはずでございます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ここで、既存のギャンブル産業と比べてみましょうか。公営じゃない私営(!?)ギャンブルというと、パチンコ(パチスロ)ということになりますよね。年齢制限・営業時間・料金・換金・ゲーム機の仕様・当たり確率、こういったことが法律で厳しく規制されております。違反すれば逮捕されたりもいたします。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　では、携帯ゲームではどうでしょう？　まず、年齢制限は、無いに等しい。というか、ギャンブル性がありながらゲームという皮を被っているので、年齢を制限するという発想が起こらない。次に、営業時間は、24時間。移動中でも、仕事中でも(笑)やることが出来る。これでは、ゲーム依存症になってもおかしくない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　料金は、安い。ひとつ百円〜数百円。ネットではこういった薄利多売方式がウケるようで、現実の店舗に比べて桁違いの人がアクセスするネットの強みでございますね。このひとつ数百円という安さ、しかも携帯電話キャリア経由の後払いという方式が、金銭感覚を麻痺させてしまうようでございます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　パチンコの換金はちょっと怪しい方法を取っておりますが、とりあえず合法。もちろん、そういった換金による景品・お金の流れは世間一般の売買取引に乗っ取っており、税務署が目を光らせております。一方、携帯ゲームでは、レアアイテムをオークションで売買することが一般的になってしまっていて、これを商売にする人が出てきたり、他人のIDを使ってアイテムを盗んだりなんてことも発生しております。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　さて、そのレアアイテムですが、その「レア」ってのは「希少」って意味。でも、ゲーム会社はいくらでもコピーできるのだから、もともと、レアでも何でもない。ゲーム会社が発行を押さえて希少価値を引き上げているだけ。パチンコでは、当たり確率が法律で決められておりますが、ゲーム会社は、そのレアアイテムの出る確率を、自由に設定できる。ね、これ、絶対おかしいでしょ。しかも、ユーザーの購入履歴を調べて、どのアイテムを出すかをコントロールすることも出来る。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　もうね、こうやって比べると、携帯ゲームの世界がいかに無法地帯で、そのユーザーがいかにゲーム会社に踊らされているかがわかるでしょ。ああ、危ない、危ない。法規制が入ってよかったのでございます。と言うか、こういうものを規制する立場の人が、携帯電話やモバイル機器の知識がなさ過ぎなのも、問題。最新の機器に関する法律は、若い人が主導でやってもいいと思ったりいたします。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　以上、まとめますと、実体のあるゲーム機などは経済効果が大きいのですが、携帯ゲームというのは、単に時間とエネルギーを浪費させられるだけ。ちょっとした暇つぶしにやるのならいいと思うのですが、もうね、ライフワークのように携帯ゲームに没頭する人たちを見ると、いろいろと心配になってくるのでございます(大きなお世話でしょうが)。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　携帯ゲームの流行り方を見るに、日本中の人々が携帯ゲームに投じているエネルギーや時間や金額を考えると、これはもう、19世紀に中国人を骨抜きにしたアヘンと同じでは、なんて思えて来ちゃうのでございます。「携帯ゲームは、アヘン」、そのうち、ゲームをやる度に「ゲームのやり過ぎは、あなたの健康と経済と人間関係を損なう可能性があります」なんてメッセージが現れるようになるかもね、煙草みたいに(笑)。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　え〜と、さんざん好き放題書きましたが、ワタクシ、「ガチャ」「コンプガチャ」といったものが関わるゲームを一切やりませんので、もし見当違いなことがございましたら、ゴメンナサイ。ではでは。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>事件や事故にちょっとひとこと</dc:subject>

<dc:creator>名古屋薫</dc:creator>
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