新聞記事から拾い読み

2018/05/13

【四股名で「星」の字、珍しいなぁ】

今日はね、新聞の記事からいくつか拾い読み。

相変わらず、名古屋城のエレベータ設置で揉めております。とうとう、「差別だ!」と、差別論まで出る始末。困りましたねぇ。「エレベータを付けて欲しい」という主張も有れば、障害者の方の中からも「エレベータは無い方がいい」と言い出す方も出てきております。すべての意見を同じ土俵に上げて、議論すべきだと思いますけどねぇ。

滅多に使わない、娯楽のための施設、そういうことを考えますと、そのエレベータ設置にかかる費用を、駅などのもっと生活に密接した部分に使った方が有効だと思いますけど。「差別」に値するのかどうか、それが今後の論点になっていくのでしょう。

小泉さん、「全電源を、自然エネルギーに出来る」と豪語しております。いやぁ、自然エネルギーの割合を増やすことは出来るでしょうが、いや、「全部」ってのは、無理! 絶対、無理! それを目指したドイツが、いま大変なことになっております。

ドイツでは、自然エネルギーに移行するにつれ、一般市民の電気代がうなぎ登り。「電気の買い取りなんかしてる場合じゃねぇ」とドイツ政府も方向転換。買い取り価格を下げるなどして収拾に当たってますが、相変わらずドイツの電気料金は高値横ばい。自然エネルギー移行の、実に「悪い例」となってしまっております。

小泉さんいわく「震災以後、停電はしていない」と申してますが、これには、電力会社の涙ぐましい努力が有ったのでございます。というか、今の日本で大規模な停電が起きると、かなりヤバイ。日常生活のほぼ全てがコンピュータで管理されてますからね。都市部では、餓死者が出る可能性だって有る。人間の心臓が一時たりとも止まっては困るように、今の日本の電力も「止められない」のでございます。

自然エネルギーに完全移行すると、人間の営みを自然に合わせなければならなくなる。電気は「溜められない」からでございます。これは、24時間態勢で動いている日本の経済では、無理。というか、小泉さん、電気に関する基礎的な知識はあまり持っていらっしゃらない様子。理想を掲げるのはよろしいかと存じますが、現実の勉強ももう少しして頂きたいなぁ。

大相撲が始まりました。土俵の女人禁制に関し、解説の北の富士さんが「本場所はともかく、巡業はいいんじゃねぇか」的な発言をしておりました。巡業で一時的に作られる土俵ってのは、木枠の中に発泡スチロールを詰め、上に土を敷いただけのもの。体育館だったり庭だったり、ショッピングモールの吹き抜けだったり、そんな場所に作るわけで、あまり女人禁制にこだわることもないかと。

でもね、本場所と言えども、名古屋・大阪・九州場所は体育館を利用している。国技館だって、相撲以外のイベントでは、あの土俵が地下に格納されて、その上とは言え、老若男女が土俵の上を素通りすることになる。ゴルフの霞ヶ関カンツリー倶楽部も女性を受け入れましたし、そもそも根拠のない「土俵の女人禁制」からは、そろそろ脱皮してもよろしいのではないでしょうか。

新入幕の「旭大星」、ツルンとした顔立ちでカワイイですねぇ。まぁ、関取に「カワイイ」は失礼かも知れませんけど。でも、年齢を見ると、そこそこの28才。28で新入幕とは、苦労されましたねぇ。今場所、頑張って欲しいのでございます。

こんなことをぼちぼち考えていた日曜日でございました。さんざんな雨降りの日曜日でしたが、明日は晴れるかな? では、では。

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2018/04/16

【俺ってスゴイと思った瞬間に、成長は止まる】

財務省事務次官のセクハラ音声、ばっかみたい(笑)。なんで、あんなんで、テレビも新聞も振り回されてんだろうね。ほんと、日本のマスコミは低レベルだよ。

テープの音声、あの賑やかな雰囲気はキャバクラか何かでは? キャバ嬢相手にバカな「言葉遊び」をしているのを録音されたのではないかなぁ。週刊誌の記者がキャバ嬢に金握らせて、そういう話に誘導したという可能性もある。少なくとも、あんな不完全なテープを全面的に信用するなんてのは、愚の骨頂。

それならば、事務次官も「○○というお店でのバカ話だ」と反論出来そうなものですが、そのお店の名前を出せない理由、あるいは相手の女の子の名前を出せない理由、そんなのが有るのかもね。そこまで計算済みでなければ、ウソ音声で記事なんか出せないでしょ。まぁ、新潮の記者というよりは、新潮にネタを持ち込んだ人がいるはずなんだろうけど。

財務省が「女性記者に、調査の協力を」とお願いして物議を醸しておりますが、あれは、女性記者ではなく、真相を知っているキャバ嬢へのメッセージではないのかなぁ? まぁ、キャバ嬢と決まったわけではないですけどね。それにしても、日本の政治は、ゴシップネタで、いつまで国会を空転させてるんだろうねぇ。

話は変わって、サマワの日誌。どうして、あの程度の内容の日誌を、隠したんだろうねぇ。というか、ロケット弾が飛んできたくらいで「戦闘状態」と考える感覚が、もはや知覚過敏(笑)。本当の戦闘状態なら一発では済まないし、確実に狙ってくるはず。もっとも、国連軍に参加しておきながら、国連軍ではなく日本のルールを適用とか、あれは自衛隊がかわいそうだね。そんなダブルスタンダードで派遣された自衛隊、頑張ったと思いますよ。

こういうのは、隠すから、問題が大きくなる。むしろ、サマワから生中継で放送しちゃうくらいの太っ腹でやった方がよかったね。ロケット弾とか、隠すから大ごとに取られちゃう。堂々と公表しちゃって、「でも、本当の戦闘地域は、こんなんですよ」ってのも流しておけば、「あぁ、あれがあの国の挨拶なんだな」くらいに思ってくれたかも。とにもかくにも、「戦闘状態」の解釈を巡っての「言葉遊び」になってるのがバカらしい。

イラクがらみの、別の話題。アメリカ・イギリス・フランスが、イラクに攻撃をいたしました。アメリカの血気盛んなのはしょうがないですが、これにイギリス・フランスが同調しているというのは、実に重要。つまり、「悪者は、攻撃して、懲らしめるべき」というのが世界のスタンダード(標準)なんですよ。そんな世界のスタンダードを前にして、「平和憲法がぁ」「戦闘状態がぁ」と自国のスタンダードに縛られている日本は、完全に周回遅れでございます。

いっそ、世界のスタンダードに合わせるか、あるいは全く関与しないか、その両極端の選択肢を選ぶべきなのですけどねぇ。安倍首相が「米英仏の攻撃を支持する」なんて言ってますが、高見の見物している日本が「支持」したところで、世界的には何ら理解は得られない。むしろバカっぽいのでございます。単純に、細菌兵器の非難だけにとどめておくべきでございました。

周回遅れといえば、またまた日本が中国に周回遅れをしている事実が発覚! 日本では、「クレジットカードをかざすだけで決済」というのが始まるそうでございますが、かの中国では、すでに「顔認証で決済」が実用化されております。日本では「個人情報がぁ」「セキュリティがぁ」と二の足を踏んでいる間に、2周くらい周回遅れにされている感じでございます。

もともと、国中に監視カメラを設置し、国民全員を顔認証で監視するという技術の応用なのでございます。このために、中国はさっさと日本で言うマイナンバーを導入。さすが独裁国家、フットワークが軽いですねぇ。いや、半分嫌味ですが、半分は羨ましい。国民は「監視」というデメリットを受けてますが、「利便」というメリットも享受している。改革というのは、どこか強引さが必要な場合が多いものでございます。

日本で戸籍や国民年金の電子化がもたついたのも、なまじっか古くから戸籍制度があったからでしょうねぇ。手書きの書類をこれまた人海戦術で入力し直すという、実に前時代的な手法を取っている。逆に、戸籍制度とかない国の方が、マイナンバー導入はすんなり行ってる。コンピュータで管理する時代に、国民に「背番号」が付いてないというのは、実にナンセンスで非現実的。でも、それを非現実的と思わない人が多いところに、日本のガラパゴス化が見て取れるのでございます。

「非戦闘地域でも、ロケット弾くらいは飛んでくる」「危険な相手は、とりあえず武力行使しておく」「今や、国民全員に番号が振られるのは当たり前」、こういった世界のスタンダードと日本のスタンダードが乖離していることを、日本のマスコミはもっと報道すべきでございます。「日本スゴイ」という番組が横行してますが、「日本遅れてる」という番組も作って欲しいなぁ。では、では。

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2017/07/08

【タヌキのススメ】

名古屋は「トヨタ城下町」なんて言われることもございますが、今流行の「トヨタ」は豊田真由子議員。秘書に対する暴言が暴露されて、それが都議会選挙にも影響したとか、もう袋だたき状態。ワタクシは、好きだけどなぁ、ああいうキャラクター。

同じように、和田アキ子さんの後輩への暴言も時々話題になりますが、そちらはお笑いのネタとして片づけられてしまう。う~ん、この違いは何なんでしょうねぇ。芸能人と政治家の違いでしょうか? 豊田議員も、笑ってネタにしちゃえばいいのでしょうが、「タヌキ親父度」がまだまだ足りないのでしょう。

秘書に暴言を吐いたあの勢いで、もし国会で質疑をしていたら、貴重な名物議員になったかもしれませんよ。ただ、マイナスイメージの「暴言」をプラスに使うのに必要なのは「コントロール」。コントロールもされず、感情まかせ、しかも内弁慶。希有なキャラクターなのですが、このまま消滅していくとしたら、もったいないなぁと思うのでございます。ご本人、開き直って出てくればいいのに。

小池さんが新人議員に、「録音されて後で困ることになるようなことは、発言しないように」と釘を刺したとか。皮肉ってますねぇ(笑)。だいたい、ナントカチルドレンという形で勢いで当選した人は、当選した後に、いろいろやらかす。勢いで押し流されるように現場に投入されますので、浮き上がった心持ちのまま、つい口を滑らしたり、不用意な行動をしてしまうのでしょう。

タヌキ親父になれるかどうかは、そう、このコントロールなのでございます。暴言も、笑顔も、涙も、実に巧妙にコントロールして自分の思惑通りに事を運ぶタヌキ親父。タヌキ親父の存在は、政界だけではございませんよ。一般企業にも大勢いらっしゃいます。もちろん、お水や風俗にも。

安倍さんも、十分にタヌキ親父だと思っておりましたけど、応援演説でシュプレヒコールを浴び、短気を起こしてしまったようで、コントロールの限度を超えてしまったのでしょう。ああいうのは、冷静に坦々と返答したほうが、カッコ良かったのですけどね。まぁ、ナントカの緒が切れたのでございましょう。

経営者にはサイコパス的な冷酷な一面が必要だと申したことがございます。それに加えまして、このタヌキ親父度も、若干必要でございます。感情や表情をコントロールする能力が低いと、お店や会社の中が荒れるのでございます。経営者と従業員には、決定的な価値観の相違がございます。その価値観の差を埋めるのは、経営者の演技力でございます。あ~あ、言っちゃった。

同様に、国民と政府とにも、価値観の相違がございます。それを埋めるのは、政治家の演技力? アレッ? ワタクシ、なんか危険なことを言ってますか? でもね、国民の希望をいちいち取り入れた「本当の国民ファースト」な政治って、それはポピュリズムでございます。そんな政治に未来はございません。

政治家なんて、タヌキ親父でいいと思いますけどね。豊田真由子議員も、ぜひ、ぜひ、タヌキ親父になって下さいませ。女性議員に「親父」と言うのは、セクハラになっちゃうかな。でも、「タヌキ母さん」じゃ意味分かんないでしょ。

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2017/07/06

【病院で薬を間違えられたら、シャレにならないでしょ】

ちょいと興味深いニュースを見つけたので、ご紹介いたします。タイム誌によりますと、カナダのブリティッシュコロンビア州で、新生児に性別を付けないという事案が有ったそうでございます。何でも自分の性別を将来自分で決められるようにと、出生届には男で女でもない「U」という記号が書かれているそうでございます。

ただし、このニュースの真偽は不明。実際にタイム誌で確認したわけでは無いので、ひょっとしたらフェイクニュースかもしれませんが、まぁ事実だとしてお話を進めていきましょうか。

で、この話、マイノリティ尊重の行きすぎだと思うのでございます。性別、必要でしょ。世の中のほとんどの施設は、男用と女用に別れております。思春期までどっちつかずって、本人も困るでしょ。なんかね、変にマイノリティを尊重したつもりで、自分の子供を不幸にしている気がするのですけどね。

ワタクシは本名が「芳美」でございます。この名前、男でも女でも使う名前なのですが、一般的には女性の名前というイメージが強いようでございます。で、ワタクシ、すでに幼少期から女の子っぽい出で立ちでしたので、女の子に間違えられることしばしば。

小学校では、名簿順が女の子の中に組み込まれていたり(当時は、男女別々の順列でした)。名前だけ見て、誰かが勝手に分類しちゃったのでしょう。名前を呼ばれて「はい」と返事をすると、先生に「え?」という顔をされることもしばしば。ニューハーフになってからは実に好都合な名前でございますが、子供のときには複雑な心境になる体験を数多くしたのでございます。

心の性と体の性の不一致、これが起きるとマイノリティの方へ分類されちゃうわけでございます。ここで、ニューハーフとしてのワタクシの実感ですが、「先天性の性の不一致」というのは非常に少ないのでございます。つまり”本当の”性同一性障害でございますね。性同一性障害というのは「生まれつき」の場合のみに適合するのでございます。

世の中に溢れかえるほとんどの性の不一致は、「後天性」でございます。今までに無数のニューハーフ、ゲイ、レズ、トランセクシャルの方々を見てきた上での、確信でございます。また、ゲイやレズの方々は、たとえ心と体の性の不一致が有ったとしても、必ずしも性転換願望に結びつくわけではございません。自分の体の性を受け入れた上で、上手に世の中に居場所を見つけているのでございます。

生まれつき心と体の性が不一致である例は、割合的には非常に少ないのでございます。にも関わらず、生まれたときからそれを心配して性別欄を特殊な状態にしておくのは、実にナンセンス。ワタクシが小学校で複雑な心境になったように、自分の子供に奇異な人生を歩ませること必至なのでございます。

そしてさらに、先天性・後天性含めまして、心と体の性の不一致というのは、世の中に非常に多くございます。しかし、その人達すべてが性適合手術を望んでいるわけでもございませんし、自分のありのままの姿で社会に溶け込んで普通の生活を送れている方々も大勢ございます。

一方、心と体の性の不一致で、非常に苦労の多い辛い人生を送る人もございます。この違いは何なのでしょう? ひとえにこれは、「自分の中の拘りの強さ」と「社会適応能力」に因るのでございます。自分の中の不一致に強い拘りを持ち過ぎ、かつ、社会への適応能力が低いと、人生はどんどん袋小路に入っていくのでございます。

ここで、ひとつの結論がございます。心と体の性の不一致になるのはよくある事。ただ、「自分は「女(男)でなければ生きられない」という拘りが強すぎると、人生の可能性の幅を思いっきり狭くしてしまう。「世の中に、完全な男も、完全な女もいないのだ」と割り切って、現状の自分をいかに社会に適応させていくかと考える人には、人生の可能性は大きく開くのでございます。

自分の子供を幸せにするには、その子供が自分のありのままの姿を”受け入れ”ることを手助けしてやり、そして、その自分を社会に生かす知恵や広い視野を授けてやることでございます。将来のことを考えて性別欄をどっちつかずにするってのは、性の問題の本質を分かってないと思いますよ。

と、まぁ、フェイクニュースかも知れない話題に、マジに答えちゃいました。フェイクニュースだったら、大笑いですね。では、では。

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2017/04/26

【嘘を見抜ける人でないと、ネットを使うのは難しい時代】

以前、あるコンパニオンが目の手術をすることになりました。美容整形ではなく、目の上の筋肉が緩んでいるという生まれつきの病気で、それを治す手術でございます。でもなぜか、そのコンパニオン、美容外科の病院でやりたいと言って固執する。その理由を問いただしたところから、本日のお話は始まります。はじまり、はじまり~~。

そのコンパニオン、病院をネットで調べたそうでございます。検索結果の上の方にズラズラと並ぶ美容外科のひとつを選び、診療内容を確認したそうです。すると、自分の目の症状は、”美容外科でしか治せない、普通の眼科に行ってはいけない”と書かれていたとのこと。それで、美容外科に固執していたようでございます。

ワタクシ、その話を聞いて、「”宣伝文句”かもしれないよ、取りあえず、普通の眼科にも行ってきたら?」と促し、結局そのコンパニオンは、普通の眼科で治療を受けることになったのでございます。美容外科が悪いとは申しませんが、宣伝文句を固く信じ込むそのコンパニオンの姿を見て、今の若い人たちの過剰な「ネット信望」に気がついたのでございます。

まとめサイトが問題になった時期もございます。正しいことだけ書いてあればいいのですが、やたらに話を盛るサイトばかりで、中には間違ったことまで書いてあり、大問題になりました。そして、今日の「クローズアップ現代」のテーマが、「フェイクニュース」でございました。フェイクニュースとは、まことしやかに作り込まれた嘘のニュースのことでございます。

特に、選挙活動の期間などは、このフェイクニュースは多く湧いて出てきます。例えば、移民が暴動を起こしたという嘘ニュースを流しますと、移民に反対している立候補者の支持率が上がったりいたします。後から、それが嘘ニュースだと分かっても、一度上がった支持率はそれほど下がらない。実に効果的なプロパガンダとなり得るのでございます。

第二次世界大戦直後に亡くなられた日本の哲学者の「三木清」さんの、『人生論ノート』という作品がございます。その中に、こんな印象的な一節がございます。

「感情は主観的で知性は客観的であるといふ普通の見解には誤謬(ごびゅう)がある。むしろその逆が一層真理に近い。感情は多くの場合客観的なもの、社会化されたものであり、知性こそ主観的なもの、人格的なものである。真に主観的な感情は知性的である。孤独は感情でなく知性に属するのでなければならぬ。」(旧字体を新字体に変えてあります)

感情は自分の中にだけあるもので主観的、知性は広く普遍に存在し客観的なもの、こう考えるのが普通でございます。しかし、三木清は、これを逆だと言ったわけでございます。政府の扇動のもと、ほぼ全ての日本国民が「鬼畜米英」という”感情”を持たされた時代に生きた三木清だからこそ、出た言葉でございましょう。

さて、時代はめぐり、戦後70年あまり、今や選挙活動において、嘘ニュースは当たり前。そんな嘘ニュースを見て、一般大衆は「感情」を植えつけられ、それが選挙の結果にも反映したりしております。日本が軍国主義に走った70年前と、いったい何が違うのでしょう。大本営がネットに変わっただけでございます。

こんな時代には、溢れる情報から嘘を見破り、選択し、その選択したものから自分の知性を磨き上げていくことが重要でございます。さぁ、どうでしょう? 大勢の大衆がネットによって扇動される「感情」は実に社会的・客観的で、選択した情報から構築した自分の知性は実に主観的と言わざるを得ないのでございます。

その様な磨き上げられた知性の中から生まれる「真の感情」こそ、また知性的であるとも言っております。三木清はさらに、こんな事も書いております。

「感情は扇動出来るが、知性は扇動出来ない」

先ほどの「孤独は知性に属する」という言葉と合わせますと、扇動されない「知性」を持ったとき始めて、人は孤独になれるということでしょうか。多くの人がSNSなどで繋がり、ことさら孤独を恐怖する時代になっては、真の知性は生まれるのでしょうか?

ネットなど片鱗もなかった70年前の三木清の言葉が、現代社会でも重たく重たく感じられます。表現の自由が守られるのが、現代社会。しかし、今、その表現の自由が自分たちの首を締めかけているのも確かでございます。まとめサイトや嘘ニュースへの規制が話題になる中、ネットとの接し方の変革期に来ているのかも知れませんね。では、では。

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2017/04/03

【刑事役を演じたのは、ワタクシです】

若い頃、演劇に携わっておりまして、ある台本と出会いました。『秋の歌』というもの。作者は「岸田國士」さんだったような気がするのですが、ちょいと自信がない。舞台は、とある劇団の稽古風景。稽古をしておりますと、なぜかそこへ1人の刑事が入ってくるというストーリーでございます。

時代設定は、昭和初期。劇中劇と現実が平行して進行して行くという面白い脚本なのでございますが、若さゆえと言うのでしょうか、その筋書きの中で、どうも理解不能な部分が出てきたのでございます。なぜ、唐突に、刑事が劇団の練習場所に入ってくるのか?、ということでございます。

それで、行き着いたのが「治安維持法」という法律。今でこそ、劇団がどんな過激な演目の練習をしていようが、刑事が勝手に練習場所に入ってきたりはいたしません。仮に犯罪が絡んでいたとしても、裁判所の出す礼状が必要でございます。しかし、その治安維持法の時代は、そうではなかった。『秋の歌』という脚本は、そういう時代のそういう空気を著(あらわ)していたのでございます。

現在は、その治安維持法なんてものはなくなっております。終戦とともに、GHQによって廃止されました。そして、時代は、新憲法21条で謳われる「思想・表現の自由」の幕開けとなるのでございます。

さて、その思想・表現の自由の時代になってから、早70年あまり。もはや、刑事が劇団の練習風景をうかがったりはいたしません。その代わり、GPSを容疑者の車に偲ばせたりするが、これは裁判所から違法だと却下されたりしております。

あるいは、闇サイト殺人なんてことも起きております。闇サイトで知り合った見ず知らずの人達が集まって、犯罪に走ってしまう。凶悪犯罪でなくても、電話詐欺やひったくりなどでも、この闇サイトで共謀者を集ったりなんてこともある。

世界各地では、テロが起きている。本日も、ロシアの地下鉄で爆発事件がございました。テロ組織も、今やネットで同志を募る時代。もはや「共謀」の意味するものは、かつての治安維持法の時代とはかけ離れた別のものになっております。

そこで、今、国会で「共謀罪」に関して論議が進められております。与党は成立させたい。野党は廃案に持ち込みたい。与党を暴走させないのが野党の役目でございますが、しかし、こればかりは「廃案」というのは、ちょっと極論過ぎるかなと思うのでございます。

今の時代、なんらかの形で「共謀罪」というのは必要な気がいたします。昔の治安維持法の時代を思い出させるのかも知れませんが、法治国家として成熟した今の日本で、あの昭和初期のような横暴な取り締まりにはならないと思います。むしろ、秒進分歩で進化するネット社会では、法律も早急かつ柔軟に変化していく必要があると思うのでございます。

奇しくも、NHKのEテレ『100分で名著』の今月のテーマが「三木清」でございます。終戦直前に治安維持法によって逮捕され、獄中死した哲学者でございます。この三木清の獄中死をきっかけに、治安維持法は急速に廃止に至るのでございます。現国会で「共謀罪」が議論されているタイミングで、このテーマ。意味深でございますね。では、では。

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2017/03/17

【20%なら慌てる必要は無い、そう思ったのでしょうねぇ】

ほんと、偶然ですが、Eテレの『2355』という番組で、「パンにも目がある」と報じておりました。昨日お話した、線維が揃っている方向という意味での「目」でございます。食パンも、切る方向で真っ直ぐ切れたり切れなかったりするそうでございます。

これは、パンの「発酵」「焼き」の過程でパン生地が箱形の容器に入れられている関係で、上方向にしか膨張出来ないからだとのこと。同じ方向に膨張することで、線維の方向が揃うのでございます。これって食パン特有の現象で、製造過程で容器を使わないパンでは起こらないということ?

これは、さっそく検証をしなければ! 昨日のカップ麺に続いて、パンも検証対象に入ったのでございます。いや、決して食い意地が張っているわけではございませんよ。純粋に、体を張って検証をしているのでございます。

さて、今日の本題。「東京電力は地震を予見できた」という裁判の判決が下りました。微妙に「予知」という語を避けて「予見」という語を使っているのは、「予知」という語の神秘性に物怖(お)じしているからでしょうか? でも、予知も予見も、意味は同じでございます。

ここでね、「地震を予見できた」と裁判所が言ってしまうのは、実に危険なのでございます。だって、だって、「地震は予知できない」というのが地震予知の一般論なのですから。そしてさらに、「予見出来たから、賠償責任がある」という判決は、ひっくり返せば「予見出来なければ、賠償責任がない」ということでございます。これはまるで、交通事故の裁判のようなお話。大いに疑問なのでございます。

2002年の段階で、「30年以内に20%の確率で大地震が起きる」という長期評価を政府は出しております。それを受けて、2008年に東京電力は、もし地震が起きれば15m以上の津波が来るであろうことを試算しております。ただね、ここに確率主導の恐ろしさがございます。

「地震が起きる」と主張する学者が1人いたとしたら、じゃぁ「地震なんか起きない」と主張する学者を4人連れてきましょう。というお話になる。見かけ上の確率は、これで20%でございますよ。

東北大震災ではたまたま、2002年の長期評価が現実のものとなっただけでございます。だから注目されているだけ。もし地震が起きていなければ、この長期評価は全く注目されなかったでしょう。その様に、「外れて注目されずに忘れ去られている予見」が、山のようにあるのでございます。

この裁判で注目されるべきは、「対策を行わなかったこと」ではございません。東電は「もし地震が発生し、津波が来れば、総電源喪失になる」ということまで予想しておりました。それに対する対策を、「放置できてしまったシステム」が問題なのでございます。

今後の他の裁判のことを考えると、「予見出来たから賠償すべき」という判決は、危険でございます。「予見に関係なく、やるべきことをやっていなかった」という判決の方がいい。そして、「予見出来ないことなのだから、針の穴の様な脆弱性を残してはいけない、いや残せないようなシステムを構築すべき」という考え方を進めるべきなのでございます。

でも、まぁ、さっさと判決を出さないと、被災者の方々はいつまで経っても浮かばれませんからねぇ。この裁判、まだ地方裁判所の段階なのでございます。今後、長引きそうですよねぇ。「予見出来た/出来ない」で、なんだか揉めそうな雰囲気がございます。でも、被災者ファーストでお願いしたいものでございます。

余談ですけどね、スペースシャトル「チャレンジャー」の爆発事故も、直前に予見した人がございました。しかし、その声を上層部へ吸い上げるシステムが当時は無かった。事故が起きたとき、何かに、誰かに、責任を押しつけることは簡単でございます。しかし、今後、同じ事故が起こらないように「システム」そのものを変える事も、また重要だと思いますよ。では、では。

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2017/03/10

【踊るバカ、それを見るバカ】

いろんなことがあった、1日でございました。

今話題の小学校、とうとう話が白紙に戻りましたね。あの工事中の校舎、取り壊しなのでしょうか? いや、校舎に罪はないのですけどねぇ。いい校舎じゃないですか。せっかく作ったんだし、有効利用を出来ないでしょうか?

この話、もちろん、ごまかしやりたい放題の学園側が悪いのは当然なのでございますが、この段階までバレずに話を進める事が出来たという現実は、どうなんでしょう? この話、総理大臣が絡んでいなければ、多分、最後まで進んでましたよね。安倍首相の名前が絡んでいて野党がネタに上げなければ、多分、闇から闇へととんとん拍子に開校まで到達していたはずでございます。

こういう時のテレビの態度には、実に腹が立つのでございます。話題の人、籠池さんも興奮して抗議しておりましたが、ちょっと限度を超えた強引な取材があったり、見切り発車的な記事があったりと、もし籠池さん側に弱みがなかったら、逆に訴えられるだろうというような報道のありかた、嫌ですねぇ。

でもね、この話がここまで進むまでに、GOサインを出した役員なり政治家なりが、絶対にいたはず。マスコミは、そっちを追及するべきでしょ。自分に累が及びそうなおっかない所へは突っ込まず、安全な場所から反論の出来ない者を追い込む正義の味方気取りのマスコミの姿、あぁ、嫌だ、嫌だ、嫌だ。

野党も野党で、海の向こうからミサイルを撃ち込まれている時に、何やってんだろうねぇ。こんな「上げ足取り」でしか与党を追及できない野党では、そりゃ支持率はいつまで経っても上がりませんよ。総理大臣一人を追及して悦に入っている野党、あぁ、小せぇ、小せぇ、小せぇ。こんなザルな認可や補助金のシステムを、どうして追及しない! そんなバカな野党を、どうして批判するマスコミが出てこない。あぁ、バカ、バカ、バカ。

バカと言えば、お隣の国。弾劾が成立しちゃいました。それも全員一致で。かのお隣の国では、まるでフランス革命直後のような大騒ぎ。あ~ぁ、これも、バカ、バカ、バカ。フランス革命直後のフランス、あるいは明治維新直後の日本、何十年も国政が荒れたのでございます。

お祭り騒ぎの人達は革命でも起こした気分でしょうが、外側から見ている我々には「魔女裁判」にしか見えない。何ら法的根拠も示さずに裁判官全員一致で決まりました。そりゃ、あのデモと国民の興奮状態を見ていたら、反対投票なんかしたら何が起こるか分からない。司法がポピュリズムに流される、まぁ、あの国の通常でございます。

まぁ、こんなことを考えていた1日でございました。さて、明日は「3・11」。震災がらみでは、今だに風評で子供のイジメが起きたり福島産の不買なんていう「バカ」なことが起きております。お隣の魔女裁判のバカを、笑ってばかりはいられませんよ。ワタクシたちにも、バカの要素は大アリなのでございます。

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2017/01/29

【コロンボのよれよれコートも計算かも】

トランプ氏が就任早々大暴れ。アメリカ中というか世界中が振り回されております。大統領制ってのは強権なのですねぇ。大統領の署名ひとつで、いろんな法案が即座に通ってしまう。署名しちゃう大統領も大統領ですが、それをすんなり通してしまうアメリカの仕組みってのも、どうかと思いますよ。

トランプ氏がビジネスマンとして大成功していることは、紛れもない事実でございます。トランプ氏は、非常に強いサイコパス傾向を持っております。経営者には必須の要素でございます。ただね、このサイコパス傾向というのは、ビジネスを成功させる要素でも有りますが、同時に奈落の底に落とす要因にもなり得ます。両刃の剣というやつなのでございます。

そこで、トランプ氏が好調を維持していたという事実のためには、どこかにブレーキ役を買って出る「参謀」が居たはずなのでございます。アドラー言うところの「嫌われる勇気」をあえて持っている人物でございますね。トランプ氏自身が気づいているかどうかは分かりませんが、ビジネスでの成功は、そういった参謀役との二人三脚だった可能性が高いのでございます。

さて、就任直後のご乱心ぶり。その乱心ぶりを見ておりますと、どうも今までの「参謀役」は存在していないのかも。ブレーキが無くなって、タガが外れ、アクセル踏みっぱなしでコンビニに突っ込む高齢者ドライバー状態なのかもと、予想できるのでございます。

もし、トランプ氏がそんな暴走状態であるとするならば、これはお付き合いをするのは、非常に危険。安倍首相が慌てて電話で連絡を取っちゃったみたいですが、もうね、放っときゃいいんですよ、ご乱心老人は。ちょっとシカトして、相手を焦らすぐらいでちょうどいい。ヘラヘラと尻尾を振って近づいちゃいけないのでございます。

ただね、ここで、もうひとつ、深読みをしちゃうのでございます。トランプ氏のこのご乱心振りが、全部ブラフ(はったり)の可能性もある。参謀がいなくて暴走しているように見えて、実は、全て、参謀の描いた筋書き通りという可能性も有るから、油断できない。まぁ、どちらにせよ、こちらから慌てて近づくというのは、あまり得策では無いような気がいたします。

日本車の輸入がらみの発言でも、明らかに30年前の知識で話している。今は、日本がアメ車を輸入する際の関税はゼロでございますし、アメリカで売られている日本車の多くは、アメリカでの現地生産・現地雇用となっております。知らないはずは、ないのでございますけどねぇ。

交渉事で危険なのは、相手を見くびることでございます。「あぁん、コイツ大したヤツじゃないな」と思っていたりすると、足をすくわれる。逆に言いますと、自分を相手に見くびらせることが出来る人物は、交渉人として有能なのでございます。もし、トランプ氏がそんな計算高い芸達者な人物だったとしたら、恐いですよ〜、クワバラ、クワバラ。安倍首相、君子危うきに近寄らずでございますよ、お願いしますよ。では、では。

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2017/01/03

【特許庁が人名と気がつかないほど、マイナーなの?】

ま〜た、ヘンテコなニュースを発見したのでございます。新しい大河ドラマ「おんな城主 直虎」に因んで、浜松市が「直虎」の語をお土産などに使おうとしたそうでございます。しかし、その「直虎」、すでに商標登録済みだったとのこと。登録したのは、長野県のみそ醸造の会社。その会社は長野の名主「堀直虎」に因んで、ちょうど2年前に登録したそうでございます。

ここで、騒ぎに拍車をかけてしまったのは、浜松市の行動。特許庁に「異議申し立て」を出したのでございます。「ひとつの地域が独占すべきではない」とのこと。普通なら、話し合って解決するとか、使用料を払って使うとか、平和的な解決方法があるのですが、ちょっとこの全面対立的な申し立てに、「おやっ?」と思うワタクシなのでございます。

歴史的な人物名を、特許庁が登録させてしまうところが、そもそもの問題。また、長野県の会社が登録した時期というのが、これまた微妙で困っちゃう。大河ドラマのタイトルって、2年くらい前に発表されるでしょ。ちょうどそのタイミングで商標登録しているわけで、何やら意図が有ったと思われてもしょうがない。

浜松市が申し立てを出すまでに、何らかの話し合いはあったのでしょうかねぇ? それでいて、長野側が頑なな態度をしていての申し立てならば、まぁ、納得は出来ます。しかし、長野の会社は申し立てに対して「寝耳に水」と言っているところから、話し合いなしにいきなりの異議申し立てだったのでございましょう。

浜松側は、「出世法師直虎ちゃん」というキャラクターも出来上がっているとのこと。これで「直虎」が使えないとなると、面倒くさいでしょうねぇ。まさか、人名が商標登録されているとは思わなかったのでございましょう。それを登楼してしまった特許庁も、罪深いのでございます。

この問題は、双方、大らかに解決して頂きたいですよね。長野のみそ会社にしても、決して悪意は無かったと思いますよ。ちょっと話し合えば、簡単に解決することだと思うのですけどねぇ。話し合えば穏やかに解決できることも、文字で伝えると意外と冷たく相手に伝わることがある。そんな行き違いがあったかも知れませんね。

さて、女性が主人公の大河ドラマは苦戦するというジンクスがございます。「真田丸」のヒットの後ですから、なおさらのこと。今年の大河ドラマは、どうなるのでしょうか? では、では。

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