映画・テレビ

2020/10/28

【田中みな実】

今日はね、昨日と似たような内容になっちゃいますが、どうかご容赦を。火曜日に録画したNHKの『プロフェッショナル』を、今日、観てみました。テーマが「田中みな実」ということで、「タレントがテーマ? プロフェッショナルもネタ切れか?」と、丸一日放置しての録画視聴でございました。

これがね、田中みな実さんには謝らなくてはいけませんね。なかなかに見応えが有った。NHKの担当者は、年末に放送される田中みな実さん出演ドラマの番宣くらいの気持ちでだったでしょうが、番宣なんていううわついた動機を吹っ飛ばすほどに、田中みな実さんの内面がエグかったのでございます。

まずね、田中みな実さんのアスリート並みのストイックさがエグい。ただね、残念なのは、田中みな実さんがストイックに追い求めているものと、テレビ局や大衆が求めているものとが大きく乖離していることでございますね。

アナウンサー時代の田中みな実さん、「朝の顔」になるべく必死に努力しますが、テレビ局が与えるのは「ぶりっこ」というキャラクターばかり。独立してフリーになってからも、その乖離は続くわけでございます。その乖離を埋め続けている間に、田中さん自身は「飽きられること」への恐怖を持ち続けているのですよね。

『プロフェッショナル』で、こんなシーンがございました。あるドラマの収録現場、撮影後に監督やプロデューサー、ベテラン俳優が田中みな実さんを「完璧!」「最高!」と褒めまくる。ただね、何十年もドラマの制作現場にいる人達が、たまたま4~5本のドラマに出ているだけのシロウト同然の人をそこまで褒めるなんて有り得ない。ワタクシはこのシーンで、実に嫌な気分になったのでございます。

それは、なぜか? こと芸能の現場においては、人を「育てよう」という場では、けっして人を褒めない。人を褒めるのは、はなから「育てる」という関係ではないから。言い換えれば、「使い捨て」扱いの人だからこそ、褒めることが出来る。ドキッとするでしょ、こんな言い方をすると。ストイックにドラマに相対している田中みな実さんに対する、現場の反応がこれでございます。あぁ、乖離してますねぇ。

ところが、驚くことに、そのシーンの直後に田中みな実さんのこんな発言が挟み込まれる。「客寄せパンダとしてキャスティングされていることを理解してますから」とのこと。理解した上で、最善を尽くしているとのこと。これは、エグいですよ。エグ過ぎる。33才というのは人生の頂点あたり。そろそろ自分の人生の下り坂がチラチラ見えてくる時期。よく、持ちこたえているなぁと思ったのでございます。

救いのないような今回の『プロフェッショナル』でございましたが、番組の最後に来て、希望の光がございました。田中みな実さん自身のこんな言葉、「自分が苦手なところにしか、わくわくすることってないよね」。ワタクシ思うに、この言葉こそ、プロフェッショナルの証しだと思うのですが、田中さんご本人はあまり気づいていない感じでしたねぇ。

田中みな実さんという方に、非常に興味を持ったのでございます。今後の活躍を期待いたします。彼女が、より良き環境に恵まれるとよろしいですねぇ。「褒められる」というのは、まだ同じ土俵に上がっていない証拠。同じ土俵に上がれると、周りの人間は無口になるのですよ。なぜなら、周りの人間にとって、自分が「脅威」になったからですよね。そこからが、彼女のスタートかもしれませんね。では、では。

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2018/06/27

【悪女、なおもて...】

松本清張の『疑惑』という作品がございます。過去に何度も、映画化・ドラマ化されている作品でございます。先日、尾野真千子・常盤貴子のダブル主演のものをたまたま見まして、「尾野真千子、演技上手いなぁ」と改めて実感したわけでございます。

何度もドラマ化されている作品ですが、さらに来年、米倉涼子・黒木華の主演で、またドラマ化されるそうでございます。悪女を演じる黒木華というのも、また楽しみなのでございます。

さて、この『疑惑」という作品は、女性が男性をたぶらかし、保険をかけて殺してしまうという、保険金詐欺の物語でございます。事実は小説よりも奇なりで、現実にこういった事件は枚挙に暇がございません。どうして「たぶらかされる」のだろうと思っちゃうのですが、そこは女が上手なのでしょうねぇ。

いかに男性の気を引くか、これはひとえに、女性の「優しさ」に尽きるのでございます。この「優しさ」がキモというのは、水商売や風俗も同じ。売るものは「お酒」だったり「ヌキ」だったりするわけですが、その商品の向こう側に「女性の優しさ」を求めて、男性はお店まで足を運ぶわけでございます。

この優しさを商売で使っている分には問題ないのですが、これを犯罪に使うというのは言語道断。ただね、男性がコロッとたぶらかされてしまうのは、女性側の優しさが(それがたとえ演技であるとしても)「本物の優しさ」だからなのでございます。

これは皮肉ですよねぇ。中途半端な優しさしか無かったら、男性も騙されない。犯罪に繋がることも無かったはず。なまじっか本物の優しさという強い武器を持っていたからこそ、それを悪用するという暗黒面に落ちてしまった。鋭い刃物ほど、良いこと・悪いこと、どちらにも強い威力を発揮するというのに似ているのでございます。

ワタクシ、思うのですよ。こういった男をたぶらかして保険金詐欺が出来る様な女ってのは、多分、本物の優しさを持っている人のはず。だったら、水商売や風俗に入ったら、ボロ儲けが出来たはずなのでございます。美貌は必要ございませんよ。本物を持っている人には、見かけのハッタリは必要ないのでございます。

逆の言い方をすると、お水や風俗で、この「本物の優しさ」を持っている人は、強い。人気も出ますし、お客様のリピート率も高い。まぁ、お水や風俗の人気コンパニオンと保険金詐欺の悪女とを同じに見るというのは、甚だ失礼なお話でございますね。お叱りを受ける前に、今日はさっさと退散いたしましょうか。今日は、悪女ほど本物を持っているというお話でございました。

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2018/06/26

【是枝さん、ドキュメンタリー作品が多いのですよね】

「ダッチワイフ」という語がございます。等身大人形の性具を指す語ですが、この語をこの意味で使うのは、どうやら日本だけの様でございます。直訳すると「オランダ人の妻」なのですが普通は「抱き枕」という意味だそうで、日本的なダッチワイフは「セックスドール」と言わないと通じないそうでございます。

そのセックスドールの中でも特に高級品のものを「ラブドール」と呼ぶそうでございます。これも和製英語かなと思いきや、海外でも使われている様子。ラブドールという語は、世界共通の様でございます。そのラブドールが主人公の作品がございます。

業田良家さんの漫画で、『空気人形』(2009年)という作品。ある日、ある男のもとで使われていたラブドールが、心を持ち、自分の意思で動けるようになってしまったという所から始まる作品でございます。雑誌でこの作品を始めて読んだ時は、不思議な感覚とともに、何とも言えない切ない気持ちになったものでございます。

この『空気人形』が、映画化されているのをつい最近知ったのでございます。レンタルビデオのサイトで偶然発見。早速借りてみて視聴。なかなかに幻想的な映画であると同時に、どこか耽美主義的な映像美が有り、原作の持つ切なさがさらにパワーアップしております。

映画を見終わって、エンドタイトルを眺めてまして、「監督 是枝裕和」の文字を見てビックリ! こんな映画も作っていたのですねぇ。改めて映画の資料を読み直すと、カンヌ映画祭で「ある視点部門」を受賞しております。

あと、『誰も知らない』という児童置き去り事件を題材にした映画も大好きですが、これも是枝監督の作品と知ったのはかなり後から。ワタクシ、是枝監督の作品とは、相性が良いようでございます。

是枝裕和さんと北野武さん、映画の作り方がどこか似ている感じもいたします。ただ、北野武さんは「行き当たりばったりを良しとする」という感覚が強く、見終わった後に消化不良になることが多いのですよね。後味が良いのは、是枝さんの方かなぁ。

この『空気人形』と同時にレンタルしたのが、北野武監督の『キッズリターン』。返却期限までに、もう1回、是枝作品と北野作品、見比べてみることにいたしましょう。では、では。

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2018/04/04

【赤信号を渡るズルさが、日本にも必要】

昨日のお話は、な~んかキナ臭い内容になってしまって、ちょいと反省しております。チラッとお話しましたが、最近見た2本の映画に影響されちゃったかなぁ? 『ブリッジ・オブ・スパイ』『バリー・シール アメリカをはめた男』、どちらも事実に基づいた映画でございます。

トム・ハンクス主演の『ブリッジ・オブ・スパイ』は、アメリカとロシアが捕虜交換をするお話。トム・ハンクスは、その東西社会の間に入って奔走する交渉人の役でございます。ロシアがスパイ活動をすれば、アメリカだって偵察機で盗撮している。そして、二人のスパイが超法規的処置で交換される。実際に有った事件の映画化でございます。

相手国のスパイは、国民は声を揃えて「死刑にしろ」と叫ぶ。これは、アメリカもロシアも中国も、どこも同じ。でも逆に、生還した自国のスパイは、「英雄」として讃えられる。スパイの世界には善も悪もない。「やったもん勝ち」なのでございます。

トム・クルーズの『バリー・シール アメリカをはめた男』は、CIA に雇われたパイロットが、中米のスパイ活動をしながら、麻薬密輸・武器の横流しで大もうけをするお話。CIA はバリーのサイドビジネスを知りつつも、他に適任者がいないためそれを黙認。その黙認の条件として麻薬組織を裏切ることになり...おぉっと、危うくネタバレするところでございました。

この映画が史実に忠実ならば、アメリカは諜報活動だけでなく、中米の反体制組織に武器を提供して内乱を助長させている。まぁ、中米だけでなく、中東やアフリカでも同じような事をやらかしてますから、アメリカ、確信犯でございます。

レンタル屋で、たまたま選んだ2本の映画が、どちらもスパイがらみで史実に基づいたキナ臭い映画。折しも、ミサイルの国と中国が急に談合を始め、日本は蚊帳の外に。ついつい、アンダーグラウンドで様々な人間がうごめいているのを想像しちゃいますよね。

先ほど、自国のスパイは英雄と書きましたが、先進国が諜報活動をするのは当たり前の時代。その「食うか食われるか」の感覚は、狩猟民族ゆえの感覚なのでしょうか? 日本はスパイ活動、やっているのでしょうかねぇ? スパイ天国と言われている日本、農耕民族的な「忖度で仲良く」なんて感覚だと、足をすくわれちゃうよ。今回だって、あっさり、アメリカにハシゴを外されたじゃん。

アメリカもロシアも中国も、「北朝鮮の核をどうするか」ではなく、「朝鮮半島の核をどうするか」が論点なのでございます。そりゃそうでしょ。北に核を捨てろと言っといて南に米軍が駐留してるんじゃ、話がまとまるわけ無い。そこへ、日本は未だに「拉致問題がぁ」と日本の個別案件を挟み込んでいる。そりゃぁ、蚊帳の外になるのも仕方がない。

ちょっと、どぎついことを言いますけど、もうそろそろ、日本は、拉致問題を「水に流さなくてはならない」のかもしれません。拉致被害者及びその家族の方々には非常に冷たい言葉になりますが、この問題を引きずっていては、アメリカや中国・ロシアと対等の話し合いの場に立てない気がいたします。

まぁ、そういった判断をするにも、諜報活動が重要なはずなんですけどねぇ。武士道の「正々堂々」の精神ではバカを見る。でも日本には、「忍者」という素晴らしいスパイが古くからいるじゃござんせんか。現代版の忍者、どうでしょう? トム・ハンクス、トム・クルーズが演じたような暗躍者は、日本にどれほどいるのでしょうか?

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2018/04/01

自然現象にもドラマがございます

朝ドラの「わろてんか」、そして再放送枠の「花子とアン」が、ともに土曜日に最終回を迎えたのでございます。まぁ、正式名は「連続テレビ小説」。昼にも夜にも再放送をしてますので、朝だけじゃありませんものね。まぁ、面倒くさいので、ここでは「朝ドラ」って言っちゃいますね。

最近の朝ドラ、最終週が近づいてくると、忙しい、忙しい。ものすごく慌ただしくエピソードが流れていく。あれ、何でしょうねぇ? エピソードが収まらなくなって、無理矢理詰め込んでいるのでしょうか? 目まぐるしくて、まるでダイジェスト版を見ている様でございます。

あと、必ず主人公の幼少期からストーリーが始まるのも、最近のオキマリ。何か、芸能事務所から「子役」の売り込みでも有るのでしょうか? 幼少期がいらないとは申しませんが、最終部分の忙しさを考えると、もうちょい、脚本は計画的に。

本日の大河ドラマ「西郷どん」は、特別番組でございました。鈴木亮平(西郷隆盛役)と渡辺謙(島津斉彬役)の対談番組でございました。本編を1回休止しての特別番組。どうしたのでしょうねぇ? 撮影が追いつかず、時間稼ぎの特別番組挿入と考えるのはゲスの勘ぐりでしょうか。

ただ、この特別番組が、面白かった。渡辺謙さん、ご自身が若い頃に大抜擢されて『伊達政宗』に出演した時のことを、今回の鈴木亮平さんに重ね合わせている感じでございます。若い頃には「授かる側」だったのを、今回は「授ける側」として鈴木亮平さんに接しているようでございます。

役者さんって、良い役者さんと共演すればするほど、上手になっていくもの。ベテラン俳優の「存在感」「息づかい」「振り切れ感」、そんなものを実体験出来るわけですから、上手くならないはずが無い。アイドルがドラマに出ているうちに、いつの間にか名優になってしまう例も多いのでございます(例外も多いですけどね、笑)。

大河ドラマでは、南野陽子(幾島役)の快演(怪演?)が素晴らしいのでございます。実に振り幅が広く、今ひとつおとなしい演技の鈴木亮平、北川景子(篤姫役)を盛り上げてくれることでしょう。もともと、斉藤由貴のキャスティングだったのですよね。斉藤由貴さんも見てみたかったですが、南野陽子さんに変わって、大成功だったと思います。

さて、最後に、中国の宇宙ステーションがそろそろ墜落するというので、深夜、ずっと動きを見守っておりましたが、な~んにも進展が無いので、寝ちゃいました。どこの放送局も、ぜ~んぜん騒いでないけど、何でかなぁ。流れ星が落ちていく様なもので、いい天体ドラマになったと思うのですけどねぇ。

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2018/03/31

パクリの作法

先日、デーモン閣下がNHKにクレームを入れたというお話を致しました。今日はその件に関して、ワタクシの一家言をお話しいたしましょう。余談ですが、今は、「デーモン閣下」が(地球での)正式な名前だそうでございます。ですので、この欄でも、フルネームのデーモン閣下で呼ばせていただきますよ。

さて、デーモン閣下が何やらプンプンしてNHKにクレームを入れた件。ご自身のキャラクターをNHKに無段で使われたとのこと。それに対しては、「もっともだ」「大人げない」などの賛否両論が世間に飛び交っておりました。

発端は、NHKの「ねこねこ日本史」という子供向けの番組に登場したキャラクター「デーモン風高杉」でございます。このキャラクター、NHKはデーモン閣下の承諾を取らずに番組を放送してしまった。これに対して、デーモン閣下がプンプンして抗議を入れたという流れでございます。

じゃぁ、取りあえず、その「デーモン風高杉」を見ていただきましょう。

え〜と、オリジナルの画像ではなく、ワタクシの「模写」でございます。まぁ、「パクリ」をテーマでお話しするのにワタクシ自身が無断転載をしてはシャレになりませんので、模写させていただきました。模写やイラストってのも、許諾が取れない場合の放送局がよく使う手法でございます。

見るからにデーモン閣下そのものでございますね。で、このキャラクターの名前が、くり返しますが「デーモン風高杉」でございます。ワタクシ、チョイト気になるのは、どうして、デーモン風「高杉」にしなかったかなぁということ。カギ括弧がどこで閉じているか、重要なのでございます。

デーモン風「高杉」であれば、高杉晋作がデーモンに扮しているという解釈を取れます。では、「デーモン風高杉」だとどうなるか? これですと、扮しているのではなく(コレ重要)、最初からそのイメージを狙ってキャラクター設定しているということ、つまり高杉ではなく「デーモン」の方にウェイトが置かれるのでございます。この違い、お話の最後まで影響してきますので、覚えておいて下さいね。

ここで、「パクリの作法」なるものをご説明いたしましょう。パクリにも作法がございます。まず、パクリとパクリ元が「同一視出来る」時は、必ず本人の「許諾」が必要でございます。「これのパクリ元、アレしか考えられないよね」というときは、パクリ元の許可が必要なのでございます。

では、「デーモン風高杉」を考えてみましょうか。このコスチュームはどう見てもデーモン閣下。そして、名前にも「デーモン風○○」と付けてしまっていては、同一視は必至でございます。ですので、あらかじめデーモン閣下に許諾を取らなかったNHKに全面的に非があるのでございます。

NHKはどうすべきだったか。もうね、対処策はいくらでもあるのに、それを全部避けてパクっていたというNHKに呆れるのでございます。まず、「デーモン」という語とキャラクターとの「合わせ技」で同一視が成されているのですから、そのどちらかをはぐらかせばいいのでございます。

名前ならば、「デーモン風」ではなく「ヘビメタ風」とすべきでございましたね。これで、名前の指す範囲がかなり曖昧になるのでございます。キャラクターならば、もう1人、別の人の特徴とミックスしてしまえば良かった。「デーモン風高杉」は、あまりにも「デーモン閣下」の特徴を拾いすぎているのでございます。

パクリ元を「はぐらかす」のならば、この手法でいいのでございます。逆に、「デーモン風高杉」の様にパクリ元を自明にさせる場合には、重要なポイントがございます。それは、「パクリ元へのリスペクト」でございますね。ご本人が「パクられて気持ちいい」と思えないと、後々のトラブルは、これまた必至なのでございます。

何が問題だったか。実は、この「デーモン風高杉」というキャラクター、「音痴」という設定なのでございます。ここまで自明にパクっておいて、その音痴という設定はいくら何でも失礼でしょう。そりゃぁ、ご本人がクレームを入れてくるのも当然。というか、どうしてこの企画、通った?

ここで、先ほど申しました、カギ括弧をどこで括るかというお話が絡んでくるのでございます。○○風「高杉」ですと、「音痴なのは高杉晋作」という解釈が強い。クレームが来ても言い逃れる余地がございます。でも、「デーモン風高杉」という名称は「デーモン」にウェイトが有る。これだと、デーモン閣下への誹毀(ひき)と取られても仕方が無い。NHK、迂闊でしたねぇ。

さてさて、今日のお話は、パクリにも作法が有るという内容でございました。出版の人とかはこういうの神経質ですし、NHKだって知ってる人、居るはずだけどなぁ。現場の新旧交代で、いつの間にか廃れてしまうのかなぁ? では、では。

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2017/08/11

【三つ子の魂百までと申しますが】

中部地方では、『探偵ナイトスクープ』が金曜日深夜に放送されております。と、まぁ、これは”本場”近畿地方と同じなのでございますが、多分、本場より1ヶ月くらい遅れて放送されております。で、本日の放送が、「童謡『グリーングリーン』を歌うと泣いてしまう女性」からの依頼でございました。

童謡の「グリーングリーン」を歌い始めると、その女性はなぜか涙が止まらないとのこと。どうにか泣かずに歌えるようにならないかという依頼なのでございます。この曲で、どうして泣いてしまうのか、本人にも分からないそうでございます。その泣き方がハンパない。どんな潜在意識が働いているのでしょうねぇ?

ただね、この女性、不思議に思えるでしょうが、ワタクシはちょいと違う。ワタクシも、泣きはしませんが、この曲には暗~いイメージしかない。この女性の反応に、ワタクシは共感しまくりでございました。そして、原因が分からないところも全く同じ。自分と同じ人がいて、少し安心したのでございます。

多分ワタクシは、この曲をNHKの「みんなのうた」で聞いている。記録によると、放送されたのはワタクシが5才の頃。この頃、何が有ったのかなぁ? かなり若い頃からこの曲への独特な感覚を感じていたので、原因は幼少期にあると思うのでございます。「みんなのうた」が怪しいかなぁ?

探偵ナイトスクープに依頼した女性も、原因が全く分からないそうですが、ワタクシも同じ。歌詞はまったく覚えておりませんでしたので、歌詞に反応しているとも考えにくい。メロディーかなぁ? 原曲はアメリカのフォークグループが作曲したとのこと。特に独特な音階が使われてるって訳でもなさそうでございます。

これで思い出したのが、ピアノ買い取りのコマーシャルが流れると、赤ん坊が泣き止んで画面に見入ってしまうというお話。これも、なんか説明がつかないみたいですが、ほんと、実際に赤ちゃんが興味津々で画面に注目してしまうそうでございます。なんとも、不思議、不思議。

「蛍の光」という曲。これはもともとスコットランド民謡。音楽的に言うと「ヨナヌキ音階」の「長調」の曲。ヨナヌキ音階というのは、日本の民謡・歌謡曲・演歌などに広く使われていて、日本とは親和性が高い音階。そして長調というのは、明るい響きを持つ音階のこと。

自分で演奏すると分かりますが、この曲を「暗い響き」で伴奏をつけるのは難しい。いや出来ないことも無いけど、もうほぼ別の曲のようになってしまう。つまり、本来「蛍の光」ってのは非常に明るいメロディーラインの曲なのでございます。

でも、この曲を聴くと物悲しい気持ちになるのは、この曲が「別れ」「終了」の時に限って使われるという「刷り込み」が有るからでしょう。ベートーベンの第九交響曲に年末のイメージが張りついているのも、この刷り込み現象に他ならないのでございます。

ワタクシの幼児体験で、「グリーングリーン」に何が有ったのでしょうかねぇ? 「グリーングリーン」という歌詞の響きがダメなのかなぁ? 真相は闇の中なのでございます。でも、自分と同じ人がいたことで、何かホッとした夜でございました。では、では。

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2017/08/08

【今でも、夢の中なのでしょうか?】

老人を自転車に乗せ、ひたすら雨の日も風の日も走らせ、日本中を何周もさせる、そんな老人虐待の極悪番組(笑)がNHKにございます。「こころ旅」なんていう番組名でございまして、視聴者からの手紙を読み、思い出の地まで自転車で行くという番組でございます。

その番組の主役が、「火野正平」さん。良い感じで年を取られましたよね。極悪番組のおかげか、お年の割には強い脚力をお持ちのようで、まだまだ元気に日本列島を何周も出来そうな雰囲気でございます。

ワタクシが最初に火野さんを見たのは、子供の頃に見た学園ドラマの生徒役ではなかったでしょうか。「ちょい不良」って感じの役で、何か気になる役者さんでございました。「ちょい不良」って役柄が、「この人、本当に悪い人じゃないの?」と子供心に思ったものでございます。

そして時は流れ、ワタクシの思春期の頃。そう、過敏な過敏な思春期でございます。その時期に、火野正平さん、浮き名を流す話題が連日のようにテレビを賑わせておりました。当時、過敏なワタクシはその報道を見て、「やっぱり、この人、本当の悪人だ! 不潔! 大っ嫌い!!」と反応したわけでございます。

思春期での刷り込みがございますので、その後、時代劇などに出演する火野正平さんを見ても、イメージは最悪。そんな悪いイメージを持ったまま、何十年も時間は経過するのでございます。で、ワタクシは、「こころ旅」で火野正平さんと”再会”するのでございます。

「こころ旅」で疾走する火野さんは、それまでのワタクシの印象とはかけ離れておりました。火野さん自身が年を取られたというのもありますが、それ以上に、ワタクシが年を経て様々な経験をしたからでございましょうね。

思えば、思春期の頃は純粋でございましたね。今は、と申しますと、まぁ、愛し、愛され、振り、振られ...こと恋遍歴に関してはいろいろ経験をして参りました。

動物の様に人を好きになり、本人にも周りにも大迷惑をかけたこともございました。また、犯罪まで犯してワタクシのために尽くし愛してくれた人もございました。相手に迷惑になるからと、ただただ人魚姫のように言葉を飲み込んだワタクシの片想いもございました。

自分がいろいろ経験しちゃってると、とても火野さんの若い頃を責められないですよねぇ。いや、むしろ、実感いたしました。

「火野正平さんは、自由なんだ」

と。

人を愛することに自由で、正直な人なのでしょうね。たまたま若い頃は「浮き名を流す」ということになり、純朴なワタクシにとっては「不潔感」以外の何ものでも無かったのでございます。今、自分の身が穢(けが)れだらけになりますと、その自由さ、正直さが、人としての魅力に見えて来たのでございます。

さて、お話の本題は、ここから(長ぇ前置きだな、笑)。政界、芸能界と、不倫騒動が連発しておりますが、その中のひとり、「斉藤由貴」さんのお話。ダブル不倫とか言われちゃってますが、その斉藤由貴さん、アイドル時代に不倫の歌を歌っているのでございます。

『AXIA~かなしいことり~』という曲。歌詞の内容は、「彼がいたことを言えなかった、二度と会えなくなりそうで」「でも、あなたと同じあの時に、私も恋に落ちたの」「今では、あなたを好き」「でも彼とは別れられない」「それでも、あなたを忘れない」「これから誰を愛しても、ふたりは胸が痛いのね」

と、まぁ、こんな歌詞。いやぁ、ドロドロ。こんなドロドロの歌を、アイドル時代に歌っていたのでございます。でも、曲調は当時のアイドルっぽいコロコロとした可愛い感じの曲。こんなかわいい声で、こんな可愛い顔して、ドロドロの歌を歌わされる。まぁ、その頃のアイドルにはよくある事でございます。

斉藤由貴さんの不倫の詳細は知りませんが、やはり、自由で正直な人なのかも知れませんよ。そして、今も美貌を衰えさせず、青春時代のように自由に生きられる、そんな生き方、女優さんなら許されるかなぁ。むしろ、そんな人に女優をやって貰いたいなぁと、ワタクシは思う次第でございます。ですので、ワタクシ、完全な斉藤由貴擁護派でございます(キッパリ!)。

不倫はさ、個人の問題であって、お仕事をキッチリやっていれば、あまり責める事もないんじゃないの? 政治家でも同じような騒ぎがありますが、やはり仕事で評価されるべきで、不倫騒動で進退問題まで発展するというのは、いかがなものでしょうか? むしろ、人間ぽくって、いいじゃないと、”汚れちまった悲しみ”だらけのワタクシは、思うのでございます。

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2017/08/04

【NHK、お前もか】

池上彰さんの番組を放送していたので、チラリチラリと見ておりました。ゼロ戦の写真が写されましたが、なんかこれが怪しい。不明瞭で色がどす黒く、翼や胴体の日の丸が赤くない。なんとなくゼロ戦風な機体だけど、なんか変。

で、胴体の日の丸の中に、うっすらと「★」のマークが?? ★のマークは連合軍の機体では? 機体尾部の形も、ちょっと違うような気がするし。ゼロ戦の画像なんて山ほど有るのに、どうしてあんな怪しい画像を使ったかなぁ。

スタッフが戦争を知らない世代なのは当然だけど、だからと言って間違えて良いわけではない。いや、間違いと言うよりも「怪しい」。★のマークがうっすらと見えているのが怪しい。何か特殊な機体なのかも知れないが、そんな特殊な画像を持ってくる意味が分からない。

テレビの間違いと言えば、日本テレビの大間違いがございます。自衛隊のPKO活動の様子だと言って紹介された映像。ブルーのヘルメットの部隊が、銃を構えていて、どう見ても”戦闘状態”の映像。でもよく見ると、肩に中国の国旗のワッペンが。

そのニュース番組、国連の中国部隊の映像を自衛隊だと言って放送してしまったのでございます。単なる間違い”かも”しれませんよね。で・も・ね、中国部隊の映像なんて、わざわざ探さないと見つからないでしょ。同じ映像を使い回すテレビ局が、どうしてこの時だけ、わざわざ探してきた?

銃を構えている映像が欲しかったのかな? なんてゲスの勘ぐりもしてしまいますが、まぁ、単なる間違いとしておきましょう。スタッフも疲れていたのでしょう。これがわざとやったのだとしたら、ニュース番組としては悪意が有りすぎますからね、ケケケ。

ケントギルバートさんが、「日本のメディアは談合してる」と言い放っております。ケント氏いわく、テレビ局と新聞社が資本関係で繋がっているというのが問題だと指摘しております。でも、なぜか、独立しているはずのNHKにも、恣意的な報道の傾向がある。日本のメディアの体質なのかも。

昨日の池上彰さんの番組では、こんなワンシーンがございました。番組の出演者が池上さんに「池上さんは、どう思うのですか?」と質問。すると池上さん、こんな答えを返しました。

「私が『こう思っている』と言うと、それを盲信する人が出てくる。でも、それは一番危険なことなのです。私は考える材料を与えるだけ。それを見て、自分の頭で考えるという事、今の日本人にはそれが必要なんです。」

池上さんも、今のメディアの偏重報道を苦々しく思っているのでしょうか? そして、盲信しやすい今の日本人に、危機感を覚えているのでしょうか? 「一番危険なこと」という語がつい口から出たところに、池上彰さんの本意が垣間見えたような気がいたしました。

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2017/07/17

【2話以降で、失速しませんように】

ワタクシは、なぜか医療ドラマには、はまっちゃうのでございます。それも、医療現場のシリアスなもの。アメドラだと『ER』、日本のドラマだと『救命病棟24時』なんてのが好きで、どちらもDVDボックスを揃えているほどの入れ込みようでございます。

『ドクターX~外科医 大門未知子』とか『DOCTORS 最強の名医』なんてのもありますが、これらは医療というよりはドタバタの方がメインで、まぁ、それほど入れ込んではいない。こういったコミカルで必ずハッピーエンドになるドラマは、リアルな医療問題を避けているため、何か他の惑星のお話のように感じちゃうからでしょうね。

それで、本日、始まったドラマございます。『コードブルー』、ドクターヘリのドラマでございます。2008年にシーズン1、2010年にシーズン2が放送され、今回はシーズン3でございます。率直な感想を述べますと、面白かった。1・2シーズンに比べて、かなり面白くなった気がいたします。

思い返せば、シーズン1が9年前でございます。ハッキリ言って、シーズン1は面白くなかった。山下智久、新垣結衣といった「時のタレント」を起用しただけの、演技二の次、話題優先のドラマでございました。山下智久は目に軽い斜視があるので、演出の仕方が難しい。新垣結衣は、まだまだ借りてきた猫のように、手足がすくんでいた。

特に、新垣結衣は非常に重要な役回りであるのに、当時のなし崩し的な演技でメリハリを欠いておりました。脚本は良い感じ、脇役陣も良い感じでドラマを固めている。でも、主演の2人が雲を掴むような演技なので、なにか入れ込めなかったのでございます。

さて、時は移ろい、シーズン2から7年のインターバルを経て始まったのが、今回のシーズン3。そして、このドラマのスタッフの最大の功績は、キャストをほとんど変えなかったこと。主題歌も1・2と同じ物を使い、「シーズン3は、確実に1と2の延長線上に存在します」という強い意志を感じるのでございます。

そして、新垣結衣がこの7年間に急成長したという事実も、大きいですねぇ。以前の顔先だけのこじんまりとした演技ではなく、自由に振り切れている。喜怒哀楽の幅が広くなり、その広い振れ幅を、力を抜いて使い切っている。こういう演技をされると、見る方としては、入れ込んじゃいますよねぇ。

新垣結衣の急成長、これには『リーガルハイ』への出演が影響しているのではないでしょうか。『リーガルハイ』での共演者は、あの堺雅人。メーターが振り切って針が曲がってしまうのではないかという演技をする人でございます。特に『リーガルハイ』というドラマでは、その振り切りようが強かった。合わせる共演者も、堺雅人の演技に引っ張られて振り幅が広くなる。いい時期に、いい共演者といっしょになったかもしれませんね、新垣結衣は。

演技というのは、動き始める時、あらかじめその逆に少し振っておくという”あざとさ”がございます。スポーツでいう「テイクバック」のようなもので、このテイクバックの大きさで演技の大きさも変わってまいります。

また、感情表現の演技では、「トリガー」なるものがございます。まぁ、トリガーってのはワタクシが個人的にそう呼んでいるだけなのですけどね。人間の感情が動くときというのは、かならず”きっかけ”がございます。何を見て、どの言葉を聞いて、といったきっかけを役者自身がどこまで細かく深く追い込めるかで、その演技にメリハリがつくのでございます。

その感情のきっかけがハッキリしているほど、台詞には出てこない登場人物の内面的な感情を、観客に想像させることが出来る。トリガーのハッキリしている演技は、台詞の情報量以上の表現力を持ち、かつ、メリハリもつけられるのでございます。

堺雅人さんは、このテイクバックやトリガーといったものを巧みに使っていた気がいたします。『リーガルハイ』での共演で、新垣結衣さん、こういった技巧的なものを身につけたのかもしれませんね。今回のシーズン3は、ちょいと期待しているのでございます。

最近、フジテレビはいろいろ裏目に出ることが多いのですが、このドラマは、なんかいいかも。新垣結衣さんも、いい女優さんに成長しそうでワクワクでございます。えっ? 山下智久のことは? う~ん、何年経っても、あまり変わらないねぇ...以上、個人の感想でした。では、では。

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