【エレベータの非常ボタン、あれは押し続けるのがコツ】
大阪の地震で、かなりの数のエレベータがまだ使用出来ない状態になっているそうでございます。揺れが収まったら自動で復帰出来るんじゃないの?と思いましたが、それは軽微な地震の時だけだそうで、震度4以上だと乗っている人を降ろした後にロックしてしまい、サービスマンの点検待ちになるそうでございます。
この「乗っている人を降ろした後」というのは、ごく最近のエレベータのお話。旧式ですと、中に乗せたまま問答無用で止まり、エレベータそのものがロックしてしまう。それで、多くの人がエレベータに閉じ込められることになったのでございます。
地震じゃなくても、チョイト強い衝撃があると、エレベータは止まってしまう。これでエライ目に遭ったことがございます。東京の風俗店で働いていた頃、同僚であり友人のニューハーフと一緒にエレベータに乗っておりました。そのエレベータが相当な年代物。古いビルでございましたからねぇ。
で、その友人、何を思ったか、エレベータ内で踊り出した! かつてショーパブで働いていた子でございますから、「血が騒ぐ」というやつでございます。狭い箱の中で動き回り、ドンッ!と床に足を着いた。その瞬間、エレベータが「ロック」でございます。
ボタンを押しまくるが、全く反応しない。仕方なく非常ボタンを押し続ける。するとインターホンの向こうから男性の声。「どうしました?」「かくかくしかじかで、止まっちゃいました」「今、駆けつけますから」というやり取りの後、箱の中で友人と2人、30分間放置プレイ。サービスマンが来て、やっと開放されたのでございます。
エレベータに閉じ込められるというと、子供の時にも経験がございます。中学性の頃、ワタクシ、新聞配達をしておりました。大きな高層団地の場合は、その団地内で配達してくれる人がおりまして、その人のお部屋の前に新聞の束を置けば、その団地は配達終わりでございます。
ある日、新聞の束を持って、いつも通り団地のエレベータに乗り込んだのでございます。で、いつも通り、ボタンを押す。ちょうど雨の日で、雨ガッパからしたたる水滴が、顔にかかる。その水滴を払おうとして片手を話した瞬間、もう一方の手から新聞の束が滑り落ちて、床にドンッ! ロックでございます。
その時は、どこかの奥さんに助けていただきました。エレベータのロックを解除できる、不思議な奥さんでございました。団地の自治会か何かのエライさんなのかも知れません。他の配達も有るし、箱の中では気が遠くなるように長く感じた時間でしたが、いざ開放されると、15分位の出来事でございました。
ワタクシの地獄の記憶壺、またまた、中学性の頃のたわいもない思い出がブクブクと浮き上がってまいりましたね。こんな昔のことはハッキリ覚えているのに、最近のこと、忘れちゃうんだよなぁ。困った、困った。
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