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2018/06/26

【是枝さん、ドキュメンタリー作品が多いのですよね】

「ダッチワイフ」という語がございます。等身大人形の性具を指す語ですが、この語をこの意味で使うのは、どうやら日本だけの様でございます。直訳すると「オランダ人の妻」なのですが普通は「抱き枕」という意味だそうで、日本的なダッチワイフは「セックスドール」と言わないと通じないそうでございます。

そのセックスドールの中でも特に高級品のものを「ラブドール」と呼ぶそうでございます。これも和製英語かなと思いきや、海外でも使われている様子。ラブドールという語は、世界共通の様でございます。そのラブドールが主人公の作品がございます。

業田良家さんの漫画で、『空気人形』(2009年)という作品。ある日、ある男のもとで使われていたラブドールが、心を持ち、自分の意思で動けるようになってしまったという所から始まる作品でございます。雑誌でこの作品を始めて読んだ時は、不思議な感覚とともに、何とも言えない切ない気持ちになったものでございます。

この『空気人形』が、映画化されているのをつい最近知ったのでございます。レンタルビデオのサイトで偶然発見。早速借りてみて視聴。なかなかに幻想的な映画であると同時に、どこか耽美主義的な映像美が有り、原作の持つ切なさがさらにパワーアップしております。

映画を見終わって、エンドタイトルを眺めてまして、「監督 是枝裕和」の文字を見てビックリ! こんな映画も作っていたのですねぇ。改めて映画の資料を読み直すと、カンヌ映画祭で「ある視点部門」を受賞しております。

あと、『誰も知らない』という児童置き去り事件を題材にした映画も大好きですが、これも是枝監督の作品と知ったのはかなり後から。ワタクシ、是枝監督の作品とは、相性が良いようでございます。

是枝裕和さんと北野武さん、映画の作り方がどこか似ている感じもいたします。ただ、北野武さんは「行き当たりばったりを良しとする」という感覚が強く、見終わった後に消化不良になることが多いのですよね。後味が良いのは、是枝さんの方かなぁ。

この『空気人形』と同時にレンタルしたのが、北野武監督の『キッズリターン』。返却期限までに、もう1回、是枝作品と北野作品、見比べてみることにいたしましょう。では、では。

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