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2018/04/10

【大きな自由には、大きな責任が付きまとう】

広島で脱獄犯が逃げ回って、大騒ぎになっております。ワタクシが気になったのは逃亡犯の方ではなく、この刑務所というか作業所が、鍵もかけず、窓の鉄格子もなく、オープンな作りになっていることでございます。

この作業所に入るのは、模範囚だけとのこと。模範囚をオープンな環境で、のんびりと刑期を終えてもらう...なんてぇ場所かと想像してウィキペディアを見ますと、ちょいと違うようでございますね。

鍵をかけない、塀も鉄格子もない、一般の作業員と一緒に作業をする、受刑者が自治をし、炊事・洗濯も受刑者で行う。ここまでは、オープンな内容でございます。ただ、大声による点呼や号令、些細なミスにも厳しい指導、睡眠時以外は常に強い緊張感。これは、これは、かなり軍隊式のようでございます。

この作業所に入ると刑期が短くなるため、希望者が多いそうでございます。逆に、厳しさと緊張感に耐えかね、本所へ戻ることを希望する受刑者もいるとのこと。どうも、マスコミは、この作業所をつまびらかに報道してない感じがいたします。

厳しくしておいて、オープン。これがワタクシには意味不明。はたして受刑者を、信用しているのだか、してないのだか? 「信用しているから、あえて塀を作らない」という理屈が有るのかもしれませんが、ワタクシはこれは「信用の押し売り」と呼んでおります。

ワタクシのお店で例え話をいたしましょうか。ワタクシは、鍵のかからない場所に現金を放置しない。「スタッフを信用しているから、鍵をかけなくても大丈夫」という考え方をする人もいるでしょうが、それはスタッフに「信用というプレッシャー」を与えているだけ。むしろ「手の届かないところに置いておく」というのが、スタッフへの思いやりだと思っております。

この作業所のオープンな作りも、ただプレッシャーを与えているだけにしか見えないのですけどねぇ。抜け出そうと思えばいつでも抜け出せる環境。もとから誘惑に弱い性格の受刑者なら、ジリジリとした毎日を送ることでしょうねぇ。意地悪な見方をすれば、管理者側の格好つけにも感じられるのでございます。

日本ってのは農耕民族ゆえの団体主義の影響でしょうか、どこか性善説で動いていて、「信用しているから、鍵をかけない」「信用しているから、チェックしない」というシチュエーションが多いような気がいたします。「鍵とか、チェックとか、なんか相手を疑っているようで悪いじゃん」という思いなのでしょうね。

けれど、こういった配慮が、逆に相手にプレッシャーとなっていることも有るはずでございます。「鍵をかけるのが思いやり」「チェックするのが思いやり」という考え方も、また必要かと存じます。では、では。

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