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2017/07/04

【エレベータのある城と揶揄されて来ました】

名古屋城の木造再建のお話が、着々と進んでいるようでございます。当初はあまり気が乗らなかったワタクシも、話が少しずつ具体化して来ますと、興味が湧くのでございます。1万円くらいは寄付してもいいかななんて、魔が差しております(笑)

その再建費用ですが、河村市長、100億円の寄付を当てにしているようでございます。ごの100億という数字が、途方もない数字。あの尖閣諸島の騒ぎで東京都に「全国から」集まった寄付が15億円と言われております。それを考えると、地方自治体レベルで100億というのは明らかに「無謀」なのでございます。

さらに心配な要素はいくつかございます。詳細な設計図が残っているとのこと。なまじっかこれが残っているために、「木造」に拘っちゃっているのでございます。これに関して、はたして専門家がどこまで意見を言っているのでしょうか、疑問なのでございます。

今の日本には、お城に使えるような巨木は残っておりませんし、日本産の本物の漆は大変希少となっております。当然、輸入材や中国産漆を使うことになるのでしょうか。だとしたら、完全オリジナルに拘る必要は無い。集成材でも圧縮材でも最新の技術を何でも使って欲しいのでございます。

心配なのは、工費ですよね。オリンピックにしろ豊洲にしろ、最近は工事を始めたら予算を何倍にも膨らませるのが建築業界の標準(笑)となっているようでございます。名古屋城しかり。自然の素材を使うとなると、ますます予算膨張が心配なのでございます。

そこで、ワタクシの個人的希望といたしまして、見えない部分には金属だろうがハイテク素材だろうが、何でも使っていただきたいと思う次第でございます。奈良の大仏殿でさえ、今は内部に金属のフレームを入れて大屋根を支えております。

そうそう、名古屋城すぐ横に再建された本丸御殿でも、やはり基礎部分で揉めたのですよね。施行側は金属の部品を使わないと耐震性が保証出来ないと。それに対し、河村市長が完全オリジナルに拘って対立。結局、基礎部分だけに金属製の現代的な部材を取り付けることになったのでございます。でも、「基礎なんて見えないからいいじゃん」と思いがちですが、これが重要なポイントだったりするのでございます。

要は、「復元」に拘るかどうか。現代的な技術を使わなければ、「復元」という「大看板」が掲げられるのでございます。現状のSRC造名古屋城が、ずっと「コンクリ製じゃねぇか、この城」という悪態を受け、名古屋人は名古屋城を今ひとつ誇りに出来なかったという歴史がございます。

そのコンプレックスが、「完全オリジナル復元」という無謀な計画の背中を押してしまうのでございましょう。これは、ワタクシも頭ごなしに「復元」を反対出来ない。完全オリジナルの城には、いささかの憧れも持ってしまう。やはりワタクシも、名古屋城コンプレックスに冒されているのでございましょうかねぇ(笑)

設計図通りの完全オリジナルとは言え、中に観光客を入れるのならばそれなりの設計が必要ですし、電気の配線も必要。エアコンはどうする? スプリンクラーは? 文化財としての復元を優先するか、観光地としての便を優先するか、河村さんの頭の中には、どんな名古屋城がイメージされているのでしょうねぇ?

ワタクシは、名古屋城と言えば工事のイメージしかないのですけどね。いつ行っても、どこかで工事をしている。ワタクシが名古屋城を訪れるタイミングが、悪すぎるのでしょうか。再建の話が進むとますます工事中になるわけで、しばらく寂しい思いをしそうでございますね。

まぁ、どんな名古屋城になりましても、名古屋のシンボルであることには変わりございません。ただ、ちょっと心配なのは、予算かなぁ。本丸御殿の気合いの入った復元ぶりを見るに、名古屋城にも気合いが入っちゃうだろうなぁ。でも、ほどほどにね、河村さん。

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