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2017/01/25

【アルバイトはいつも食品関係】

本日の『クローズアップ現代』のテーマが、「過剰サービス」でございました。日本の「おもてなし過剰サービス」を見直そうというお話でございました。たとえば、伊勢丹が今年は年始を休業にした。その結果、従業員はゆっくり休め、にも関わらず、売上は前年と同じ。ならば、元旦から営業する必要があるのか? 過剰サービスが当たり前になるにつれて、それに従事する人の負担が大きくなっていることへの問題提起でございました。

24時間営業や年中無休が必ずしも必要なのか? 機械や自動機で済まされることを、「笑顔」に拘り過ぎて人間がやっていないか? お客さまを「神様」と崇めすぎるあまり、必要以上に仕事を引き受けすぎていないか? 衛生上それほど問題が無いにも関わらず、何万個という商品を回収・廃棄していないか?

最後の「異物混入」に関しては、細かいガイドラインを作っている企業もあるそうでございます。常にネットを精査し、異物の報告があれば丁寧に利用者と話し合いをし、ガイドラインにそって不必要な回収・廃棄を避ける。そういった企業も有るようでございます。

さて、本日、同時に舞い込んできたニュースがございます。名古屋の名菓、納屋橋饅頭の本店が休業に入るそうでございます。のれん分けした支店の方は影響ないようですので、納屋橋饅頭が無くなるわけではないようでございます。2007年の餡の再利用事件後から取引先が細り、休業にまで追い詰められたそうでございます。

え〜と、ここで「名古屋薫のこんな仕事してたよのコ〜ナ〜」。ワタクシは高校を卒業した後、名古屋市内のあんこ工場で働いておりました。ワタクシ、当時は音大を目指す受験生でございました。昼間は出来るだけ”音を出す練習”に当てたいのでございます。そこで、早朝から仕込みが始まりお昼には仕事が終わるあんこ工場は、ワタクシの練習スケジュールにピッタリだったのでございます。

その工場で、ほぼ毎日のように行われていたのが、カチカチになった餡を新しい材料を煮ている釜に混ぜて練り合わせること。作りすぎて冷蔵庫・冷凍庫で眠っていたものや、前日の余りとかでございます。糖度が高い物は、そう簡単に腐ったりしない。さらに、大きな蒸気釜でグツグツ煮るわけで、衛生的には何ら問題がないとワタクシは思っております。

2007年に、納屋橋饅頭の本店が、この餡の再利用を咎められて、問題になったのでございます。この場合は、商品となった饅頭から餡だけを抜き取って再利用したそうですので、ワタクシの体験とはちょっと条件が違うかも知れません。ただ、餡の再利用そのものは厨房でよくやっていたでしょうから、「これも大丈夫」くらいに気軽に考えてしまったのかもしれません。

あと、赤福なんてのも有りましたねぇ。あちらは、不祥事の後、かえって売上が伸びたなんてお話も聞いております。ペヤングにも有りました。赤福、ペヤングに共通するのは、どちらも大金を投じて設備を刷新したこと。赤福やペヤングが刷新したのは、設備ではなく「イメージ」だったのかもしれませんねぇ。

食品には、異物混入はある程度仕方が無いのでございます。それが、「絶対に入っちゃいけない物」の場合もあれば、「衛生的に問題ない物」もございます。今は、少しでも異物が入っていると、その内容に関わらず何万個という回収騒ぎになる。そして、企業の存亡に関わる大事件にまで発展することもある。食品企業は、ビクビクしているのでございます。

日本人がどんどん潔癖性になっているというのは、ワタクシはよく書いております。食品の異物混入に関しても、役所がガイドラインを作るといいのではないでしょうかねぇ? そして、「これくらいはガマンして食べろ」というラインをちょっと高めにする。

お役所的なガイドラインがあれば、企業も対応がし易い。回収・廃棄など余分なコストが掛からなければ、その分設備投資に回せるってもんでさぁ。どうです、この方が、「健全」ではございませんか? 時々起こる回収騒ぎ、毎日処分されるコンビニ弁当の売れ残り、そんなものを思い出しながら、こんなことを考えてみました。では、では。

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