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2011年9月

2011/09/23

老人の国

 
 今週は祭日が多いなぁと思って、ふと「9月19日って何の日だったっけ?」と思いましたが、敬老の日だったのですね。昭和の人間なのでしょうか、敬老の日は9月15日って言われないと、ピンとこないのでございます。ハッピーマンデー制が導入されてから月曜日がお休みになることが非常に多く、月曜日というのが特別な、なんか扱いにくい日になってしまっているのでございます。

 というのも、サービス業などでは休み明けの月曜日は暇なことが多く、その月曜日を定休日にしている場合も少なくないのでございます。ところが、時々来るハッピーマンデーのために、不定期に定休日が火曜日にずれたりする。公共施設でもやはり月曜日をお休みにしていたりするので、事情は同じ。2連休(週休2日の人にとっては3連休)を増やして、政府が国民に媚びを売るためのハッピーマンデー制なのでは、とも思えてしまうのでございます。

 そもそも日本に週休2日制が増えたのは、かつて日本が「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と呼ばれた頃に、その勢力を恐れた諸外国(特にアメリカ)が、日本人のお休みを増やすことで国力を衰えさせようと圧力をかけた結果では、なんて勘ぐりもしてしまうのでございます。日本人は古来から働くのが大好きな民族、土曜日半ドンで日曜日お休みの週休1.5日ぐらいが、日本人には合っているような気がいたします。お休みが減った分、そんかわり、サービス残業を徹底的に排除するという方向で行けば、理解も得やすいような気もいたします。

 ワタクシが絶対に信じられないのは、学校まで週休2日になっちゃったこと。ガキの脳細胞ってのは、スゴイ勢いで分裂をしているのでございます。その分裂の盛んな時期に脳細胞を使わないで、いつ使う? 子供というのは、常に遊ぶことを考えている悪魔でございます。ですから、幼少期には“強制的に何かをやらせる”という環境も、ある程度必要なのでございます。しかしながら、その学校の週休2日に加えて「ゆとり教育」なるものも拍車をかけて、子供に「無理して深く考える必要はないのだよ」というぬるま湯を作ってしまう。これも、個人的な想像を加えて深読みすると、「子供に嫌われたくない大人が子供に媚びを売るという深層心理が働いているのでは?」なんて、思ったりいたします。

Kimiga_oyaji 堀江貴文氏の著書『君がオヤジになる前に』という書物の中に、

安らぎは、人の思考を止める。
思考を止めれば、成長はしない。
成長しなければ歳をとるのが早まる。
というくだりがございます。堀江氏は「オヤジ化=思考停止」と言っております。つまり、常に脳細胞をフル回転させて思考することが「若さ」であり、思考停止した瞬間からオヤジ化が始まるとのことでございます。どうでしょう? 「深く考えなくていいんだよ」という教育を受け続けてきた人は、思考停止する癖がついてしまってはいないでしょうか。そして、若くしてオヤジ化しているのではないでしょうかねぇ。

 人気商売でも、人気のある人は頭の中で高速コンピューターのように思考しております。その思考力でお客様の考えや希望を先読みし、対応しているのですよね。逆に、伸び悩む人というのは、あまり深く考えていない。どこか思考停止しちゃっている。お客様からすると、「この子、今ひとつ、気が利かないなぁ」という感を抱かせてしまう。それを指導しようとしても、小さい頃から「考える」という癖がついていないと、「考える」という概念そのものが理解できない。だからこそ、「考える」という行為は、小さい頃から訓練しなければならないと思うのでございます。そう、考える能力というのは、訓練が必要なのでございます。

 風評被害などを見ていると、「あぁ、日本中が思考停止しているなぁ」なんて思ってしまうのでございます。ちょっと深く考えれば、風評被害は起きない。また、脱原発のデモなどを見ておりますと、どちらの言い分も極論を振り回してヒステリックな感情論になっている。ちょっと深く考えれば、論点は原発の是非ではなく“脱する方法”なのだが、それに気がついている人は少ない。と、まぁ、これは長くなっちゃうので別の日にやることにいたしましょうか。

 若いのに思考停止している人を見ると、「あぁ、年は若いのに、すでに老人なんだね」なんて思ったりいたします。国民の高齢化が進みつつある日本ですが、若くして老人になっている人も考慮すると、日本の高齢化は現実の数字以上ではないかと思うのでございます。ということで、先日の「敬老の日」にちなんで、老人のお話でした。秋分の日に敬老の日のお話しをするというのも、ちょっとずれてますが、まぁ、気にしない、気にしない。


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