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2011/06/03

犬も食わない不信任案


 
 震災直後は、新聞・雑誌など、隅から隅まで読み込んで情報収集しておりましたが、なんか最近は、政治のことを考えると腹が立ってくるので、政局の記事は見出しだけさらっと読んで目を通さないようにしております。今日もドタバタ劇(内閣不信任案の決議)があったようですが、これでよ〜く分かったのは、「総理大臣の椅子ってのは、一度座ったら手放したくないのだろうなぁ」「与党でいられるというのは、よほど居心地がいいのだろうなぁ」ということ。ワタクシ、このドタバタ劇の直後の会見で、一瞬、菅首相の顔に笑みがちらついたのを見逃しませんでしたよ。何でも顔に出しちゃう人ですねぇ。

 ネルソン・マンデラ氏が長らく続いた南アフリカの白人支配に終止符を打って大統領に就任した時、まず行ったのが「黒人と白人の共存」でございました。政権が入れ替われば、人種差別政策で虐げられていた黒人が白人を追放・迫害するであろうと考えるのが普通でございます。ところがマンデラ氏は、「長年、白人が管理してきた社会を、急に黒人だけで運営したところでうまく行くはずがない」と考えたようでございます。目先の情に流されず、5年後、10年後の展望を見定めた上での考えでございましょう。30年弱もの投獄生活を強いられたマンデラ氏にとっては、5〜10年後の展望を立てることなどたやすいことだったことでしょう。

 さて、我が国の政権交代と比較してみますと、交代したとたんに長年の恨み辛みを晴らすかのように、政敵を全否定。長期的な展望も無しに急ハンドルを切ったようなもの。国家なんて、そう急に曲がれるものでもございません。でも、「ここらで試しに政権交代させてみるか」と投票したのは国民。国民は自業自得として諦めるしかないのでしょうか

 被災者そっちのけのイス取りゲームで停滞している日本の政治に比べると、アメリカがうらやましいのでございます。有事になれば、与党・野党が対立を一時中断してその国家的危機に対応すべく協力しております。イランアメリカ大使館人質事件しかり、イラク戦争しかり、ビン・ラディン殺害しかり。やはり、常にどこかと戦争をしている国は、危機に対する構えが違うのでございます。

 日本も、3月11日以降は戦争をやっているようなものなのですが、おかしいですよね。これが本当の戦争だったら、とっくに占領されているのでございます。もっとも、日米安保の関係の中で「日本の戦力を骨抜きにする」という隠れた思惑がアメリカにあったのならば、みごと術中にはまっているということですけどね。そんなことを考えると、トモダチ作戦の好意の裏に、アメリカの“したり顔”を想像しちゃったりするのでございます。深読みし過ぎでしょうかねぇ?

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