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2010/10/01

ただ今の決まり手は、勇み足でニッポンの負け〜と思いきや

 ゲロゲロ〜〜、信じらんない! 中国漁船の船長を釈放しちゃったよ。日本人がスパイ容疑で捕まったからって、そんな脊髄反射で譲歩していいのか! チキン! ヘタレ! もうね、やってらんない...漁船の船長が釈放された直後、日本中のブログや掲示板で、こんな日本政府の弱腰ぶりを批判する書き込みがされたのではないでしょうか。その釈放から1週間が経ち、少しずつ情勢が変わりつつあります。

 1週間前、日本政府というか沖縄地検ですが、何でそんな弱気になったのでしょうかねぇ。事件が大きくなってきて、詰め腹を切らされそうになった役人が、さっさと‘事なかれ主義'に走ったのでしょうか。こんな前例を作ると、これから尖閣諸島では中国のやりたい放題になっちゃいますよ。む〜ん、残念...そう、1週間前はこんなことも考えたのでございました。けれど、今ふり返りますと、この即時の釈放後、中国は諸外国の批判の的になり、手綱を緩めざるを得ない状況に追い込まれたのでございます。この諸外国の動静まで読み透かした上での即時釈放だったとしたら、その命を出した人、アッパレなのでございます。もっとも、結果オーライだったのかも知れませんけどね。

 4人の日本人がスパイ容疑で逮捕された後、あっさりと4人のうちの3人が釈放されましたが、これも、中国が世界情勢の中で追い詰められているという証拠でしょうか。えん罪を犯してまで“人質交換の材料”を用意しておきながら、日本側があっさり船長を釈放してしまい、結果的には中国の「一人相撲」的な展開になってしまっております。ここで、いい‘ことわざ’を思い出しました。「君子危うきに近寄らず」、顔を真っ赤にして怒っている危ない人には、クールに接して近づかないのが賢明なのでございます。中国のみならず、韓国や北朝鮮と日本政府が接するときにも、このクールな接し方が有効かもしれませんよね。ひとつ勉強になったのでございます。

 船長が逮捕されてから、中国はいろいろ「意地悪」をしてきました。レアアースの問題もありますし、荷物の関税の通過が異常に遅くなったりとかもございました。いつも他人に意地悪をしている人は、他人も意地悪をしてくると思っておりますから、ついあわてて先を越そうとするのでございますよね。でも今回は、そんな中国の意地悪に世界中が反応して中国を批判し始めた。多分、中国の意地悪には、今まで世界中がうんざりしていたのでしょうね。で、今回の事件で堪忍袋の緒が切れた。今までの中国なら諸外国の批判なんか‘ガン無視’しておりましたが、近代化・国際化を目指す今の中国には、そんな唯我独尊は許されない。変わりつつある中国が、諸外国との付き合い方を手探りで模索している、そんな感じがいたします。

 中国政府はあれだけ中国国民を煽っておきながら、さっさと手綱を緩めてきた。これは、もはや中国政府の自国民へのコントロール能力が、非常に弱くなってきているということじゃないでしょうか。日本製の家電を使いたい、日本の芸能文化を享受したい、そのような思いが大衆に浸透しているのと同時に、オリンピック・万博で多くの外国人と接する機会が増え、中国人が自国の状況を冷静に見始めているのかもしれません。日本のニュースが報道しているほどに本当に中国人が熱くなっているのか、どうも疑問なのでございます。

 今回の事件で、中国は諸外国との付き合い方を少し学習したかも知れませんね。少なくとも、以前の強硬な中国ではないのでございます。そして日本を初め諸外国が、中国依存から脱却する必要があることに気づき始めたのも確かでございます。中国は今、すごい経済成長をしておりますが、貧富の差が極端に拡大した歪んだ成長であり、また中国の古来からの伝統である贈賄がはびこっているとも考えられます(個人の想像です)。いつか中国のバブルははじけますよ、多分、それも盛大に。その時に慌てないように、着実に中国依存からの脱却を進めた方がいいです。みんな、国産品を買いましょう。やはり、日本の中小企業が元気にならないと、日本はだめです。だからみんな、ちょっと高くても、国産品を買いましょう、ね。

 しかし、衝突時の動画、出す出さないで揉めてますよねぇ。動画が公開されず、さらに、こうもあっさり釈放したところを見ると、「日本側にも何らかの“非”があるのか」なんて、勘ぐっちゃうのでございます。菅首相は「ビデオは全く見ていない」なんて口笛吹く、いやもとい、うそぶいておりますし。もう、あきれちゃう。アメリカからの何らかの口添えがあった上での‘そらとぼけ’なら、たいした役者でございますけどねぇ。

 というわけで、今回は小難しい内容で失礼いたしました。固い内容にも関わらず、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。名古屋薫でございました。

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コメント

 今回の騒動で一番醜態を晒したのは……日本のマスコミでしょうね。弱腰だのなんだの言いたい放題でしたが、いまの情勢はどう見えるのでしょう。簡単に損したとは言い切れないですよ。
 沖縄の基地問題もからんでいますし(移転の絡むアメリカも、知らぬ存ぜぬでは済みませんよね)、為替の問題もからんできます。日銀の介入が中途半端とおっしゃるかたもいるようですが、もちろん領土問題も考えて様子を見ているのでしょう。中国資本が為替に介入して ”くれれば” 日銀は(世界中のファンドも)全力で対抗するでしょう。意図的にバブルを崩壊させることが出来ます。狙いはここでしょう。大儲け確実です。
 衝突写真も日銀の介入もそうですが、伝家の宝刀ですから抜くタイミングを悟らせては駄目です。居合切りのように、抜いたときには勝負を決めないといけません。そして、刀なんて抜かずに勝ってしまえば、それに越した事はないのです。
 今はマスコミなんて無視して、だんまりでいいと思います。

投稿: 若月 | 2010/10/01 21:35

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