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2010/09/23

間に入ったアメリカ、涙目

 SMAPの中国公演が延期になったり、日本の大学生が上海万博の見物をしそこなったりと、日本・中国間の友好的行事が取りやめになっている例がいくつがございます。尖閣諸島での事件が発端となり、領土問題にまで発展しております。漁船の船長の逮捕理由は「公務執行妨害」とのこと。海上保安庁の船に漁船が体当たりしてきたそうでございます。そんなはっきりした理由があるのなら、どうしてその「衝突時」の映像が出てこないのでしょうかねぇ。それがまったくもって、フ・シ・ギ。2001年の不審工作船の事件(砲弾の撃ち合いの後、工作船が自爆)では、しっかり録画が残っていたでしょ。今回も当然録画していると思うのですが、何か公表できないものが映っているのでしょうか? ニュース写真では、日本の海上保安庁の船の側面に大きな傷が入っている写真が報道されておりました。相当な勢いでぶつかってきたはずでございます。映像を公表して「おたくの国の漁船はこんなことをしたんだぞ」って言っちゃえばいいのに。あ、ひょっとして、ぶつかってきたのは漁船ではなく、日本側がぶつかっていった?...あまり深く追究しちゃいけないのかもね。

 領土問題が絡んでいるので、どちらの国も一歩も引けない。ということで、日本・中国ともに、「落としどころ」が難しいでしょうねぇ。そこで、こんな名古屋薫流"落としどころ"はどうでしょうか?「領海侵犯」を話題に盛り込んじゃうと、これはどちらも譲れない問題なので対立が長引くのは必至。そこで、最終的に単なる「交通事故」として処理しちゃうの。日本側は漁船の修理代を払う。その上で、中国側に海上保安庁の船の修理代を請求する。普通の交通事故ですと、どちらに何パーセントの過失責任があるかということが問われますが、もうね、ややこしいから、お互いに相手の修理代を払うということで始末しようじゃないですか。ただね、日本の"及び腰"な外交を見越して中国は強気に出ているのでしょうから、すぐに和解策に持って行くのはとっても損。かと言って、領土問題で戦争が始まるようなご時世でもない。お互いがそこそこに我を張った後、中国のメンツを立てつつ何かしらの“落としどころ”へ持って行くのは、方法もタイミングも、難しいでしょうねぇ。

 中国がなにかと反日感情を政策に利用して来るのは、中国国内の不平不満をその反日感情にシフトさせ、国民のガス抜きをしようとしているのだとは容易に想像が出来ますよね。しかし最近は、日本と中国との相互依存が深くなっておりますので、そう簡単には事は運ばないのでございます。日本にとっては、中国のコストパフォーマンスや豊富な資源は、今や、なくてはならないものになっております。逆に中国は、日本の家電製品や日本の芸能人、日本への旅行といったものが、大きな憧れとなっております。反日感情は叫ばれているけれど、日本の家電製品は使いたい、日本の娯楽は享受したい、そんな複雑な感情を持っているのが現在の中国国民でございます。今回のような事件で、中国があまりにも日本のものを閉め出しすぎますと、逆に中国国民の反感を買ってしまう可能性もあるのでございます。

 そしてさらに、中国人の中でも日本に来られるような裕福な人や日本の大学に留学できるような人は、中国国内の反日感情とは裏腹に、日本人側の冷めた感情というのを十分知っております。そのような日中関係を冷静に見ている人たちが増えるに従い、そして日本と中国との相互依存が深くなるに従い、中国の反日感情が今後希薄化していくのは間違いないと思うのでございます。というか、今、中国は非常に歪んだ形で高度経済成長をしておりますので、そのうちその歪みが現実の問題と具現化した頃には、反日感情がどうとかなんて言っていられなくなると思いますけどねぇ。それでもまだ、中国は仮想敵国を作って国民の不平不満のガス抜きが出来ると思っているのでしょうか。そんなことをやっていたら、きっと中国で革命が起きちゃいますよ、ホント。

 尖閣諸島での衝突事件は、お互いの「メンツ」が意地を張らせているだけで、意外と落としどころさえ見つかれば簡単にケリがつくのかも知れませんよ。どちらの国も、本当はケンカしたくないのでございますから。むしろこのケンカ騒動で、日本と中国、どちらにもいい顔をしたいアメリカが困っている姿が、ちょっと面白くもあるのでございます。今回は、政治に疎いワタクシが、背伸びをして書いております。見当違いなことなどありましても、どうかご容赦のほどを。ではでは...

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