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2010/01/03

2010年宇宙の旅("トラ"ベル)

2010nengajo←2010年 年賀状

 あけましておめでとうなのでございます。今年は頑張って年賀状を作りましたので、みなさま方に披露するのでございます。今年は寅年ですので、トラに扮しましたよ~。

『2001年宇宙の旅』なんて衝撃的な映画がございましたが、その続編で『2010年』といいう映画がございます。映画の中では木星までの有人飛行が可能になっているはずの2010年ですが、現実では、スペースシャトル計画がその運用を終える年になってしまいました。また、事業仕分けではロケット開発の予算は容赦なくカットされておりましたし、映画のような宇宙時代は、まだまだ先のようでございますね。

 スペースシャトルの運用が終わると、国際宇宙ステーションに物資を補給する方法が問題になってくるわけでございます。となると、先日、日本のJAXAが成功させた「HTV」という無人補給機は、とっておきの目玉商品だと思うのですが、このタイミングで予算削減とは、ロケットの関係者はガッカリしているでしょうねぇ。

 また、「2位じゃダメなんですか?」で有名になったスーパーコンピュータの予算も、事業仕分けでカットされておりました。このスーパーコンピュータというもの、今や新素材や新薬の開発、航空機の空力シュミレーション、核融合といった科学技術の最先端にはなくてはならないもので、スーパーコンピュータの開発停滞は、先端科学技術全般の停滞を意味するのでございます。1位や2位である必要は無いかもしれませんが、“1位グループ”に入っているということは、絶対条件だと思うのでございます。

 また、天気予報、台風の進路予測などにもスーパーコンピュータは使われておりますよ。正確な天気予報の情報は、流通業界の運用計画・売れ筋予測にはなくてはならないものでございます。また、広域の気象情報は、中東と日本を行き来するタンカーなどの燃料削減に、大きく役立っているのでございます。

 さらに、ミサイルの弾道計算をするのもスーパーコンピュータ。ということは、とろくっさいコンピュータ使っとる国は、簡単に攻められてまうで、あかんがね、ということになるのでございます。軍事目的にも使われる高性能のコンピュータは、輸出規制品になることも多く、「自国で開発しなくても輸入すればいい」という理屈は、通らないのでございます。

 事業仕分けに出席していたコンピュータ側の官僚も、スーパーコンピュータが大学の研究室の中だけのものではなく、生活に密接に関係しているものであることを、もっと説明出来ればよかったのですけどね。ということで、なんか宇宙旅行の話から事業仕分けの話になっちゃいましたね。では、本年もよろしくお願いします。名古屋薫でございました。

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コメント

 確かに先般の事業仕分けは残念でした。スーパーコンピューターなんて「1位でないと意味が無い」とでも、言い切ってしまえば良かったのに。
 ITの世界なんて「1位がぼろ儲け」の生き馬の目を抜く場でしょう。いったん頂点に立てば、世界の全てのハード、ソフトを掌握出来ます。オセロの角を四つ貰うようなもの。アタックチャンスが4回です。世界が変わると思いますよ。
 現在の日本のこの分野の順位はどのくらいでしょう? 30位くらいでしょうか? とにかくお話にもならないのは現状、確かだと思います。伸ばせるものなら伸ばしたい分野ですね。なぜなら……。資源がいらない。しばらく需要は溢れるほどある。日本お得意の「小さくする」が胆である。そして「儲かる」。本当に残念です。
 御丁寧な年賀はがき、幸せな気分で拝見しました。おヒゲ、かわいいですね。
 

投稿: 若月 | 2010/01/03 23:20

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