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2009/12/04

多分、こんなことが、日本中のいたるところで

 前回の配信で事業仕分けに関して書かせていただきました。本日は、その事業仕分けに関係して、こんなエピソードをご紹介するのでございます。ひょっとすると、ごく一部の方に不愉快な思いをさせるかも知れませんが、え〜と、あくまでも推測でお話しておりますので、そこのところはご了承下さいませませ。

 さて、ワタクシは市内某所にすみかを置いております。まぁ、雑居ビルのようなところの一室に住んでおります。そのワタクシのすみかの隣には、「○○○○○○協会」という仰々(ぎょうぎょう)しい表札のお部屋がございました。その部屋に出入りするのは、かなり年配の男性二人。毎日、午前10時ぐらいにフラッとやって来て、午後2〜3時ぐらいに気まぐれに帰っておりました。

 先日、その部屋が引っ越しをやっていたようで、ドアが開きっぱなしになっておりました。その開いたドアから、何気にその部屋の中を見える範囲で覗いてみたのでございます。まぁ、なんということでしょう。お部屋の中は、市内のありきたりの雑居ビルとは思えないような豪華な内装。部屋の片隅にチラッと見えるのはホームバーのカウンター。アジア方面からの旅行のお土産と思しき置物も多数、無造作に置いてあったりいたします。

 さぁ、以下の一節は推測のお話でございますよ。

 多分、出入りしていた人たちは、仕事らしい仕事はほとんどやっていないと思う。多分、昼間っからお酒を飲んでいたと思う。多分、アジア方面に仕事と称して旅行をしていたと思う。多分、かなり高額なお給料をもらっていたと思う。多分、お酒代も旅行代も内装費もぜ〜んぶ経費で処理してて、自分で払っていないと思う。多分、その人たちは公務員(の一種)で天下りだと思う。
 さてさて、そんな怪しげな協会も引っ越して、その後そのお部屋はどうなるのかと様子を見ておりますと、しばらくして表札に「△△△△△△研究所」の文字が。オイオイオイ、またかよ。今度は、表札こそあるものの、人の出入りする様子は全くなし。“不良大人のたまり場”から、“幽霊事業所”に変わっただけのようでございます。どうもそのお部屋は、ある人たちにとっての「都合のいい物件」なのでしょうかねぇ、あぁ、やだ、やだ。

 話はド〜ンと過去にさかのぼります。そういえば、高校生のときブラスバンド部の部長をしておりましたが、予算の獲得は大変でございました。顧問の先生の権力関係が如実に表れておりまして、野球部とかはまったく実績がないのに百万近い予算を持って行く。一方、我がブラスバンド部は年間数万円。あ〜、思い出したら腹が立ってきた。あの事業仕分けのようなこと、ワタクシも学生時代にもあったんですよね。

 で、このブラスバンド部の予算に関しては後日談がございます。ワタクシが部を引退した後に顧問の先生が代わりまして、その新しい顧問、他の学校にかなり顔が利く方のようでございました。足りない楽器を他校から借りまくり、指導力もあったのでしょう、みごと、市か県の音楽コンクールで入賞したのでございます。さらにその顧問、政治力も巧みなようでございまして、校長が朝礼でそのブラスバンド部を褒めまくる、褒めまくる。楽器を借りていることに同情までしちゃってる。そして、次の年からは信じられないような予算が、そのブラスバンド部に割り当てられたのでございました。めでたし、めでたし。

 とまぁ、高校の部活の予算でさえ、こんな政治的なことが行われております。役所の中では、もっと複雑なことが起こっているのでしょうねぇ。この予算というやつ、徴税として集められた後に振り分けられるので、予算をもらう側からすると「天から降ってくる魔法のお金」のような感覚になるのかもしれませんね。一般企業のように消費者からの代金という形で入ってくると、もうすこし実感があるのでしょうけどね。

 また、裏金などの悪しき「しきたり」は、“そのポストに着任したら自然にその「しきたり」に組み込まれていた”ということがほとんどでございましょう。ですから、自覚や後ろめたさといったものも希薄になるのは当然。チェック機構がほとんど働かないままに、慢性疾患のようにその「しきたり」が日本中の役所に蔓延していったのでございましょう。

と考えると、公務員の人も、あまり責められないですよね。“まず「しきたり」ありき”という形で組み込まれてしまうのですから。その「しきたりの中の人」が正義感を振り回して流れを変えようとすれば、多分、公務員としての居場所を失うことになるでしょうし。事業仕分けってのは、そういった悪しき「しきたり」に注目する、いい契機になったのではないでしょうかねぇ。というところで、今回はこの辺で。ではでは...

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