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2006/03/26

イチロー、日の丸、そして君が代

Fi1143357316646t_0e_2お久しぶりでございます。名古屋薫でございます。しばらくメールマガジンを滞らせてしまいまして、ゴメンナサイなのでございます。3月の前半はと申しますと、領収書と伝票の束と格闘する毎日でございました。みなさま方も無事済ませられましたでしょうか。

唐突ではございますが、王ジャパン、おめでとうなのでございます。今回のWBCでヒシヒシと感じましたのは、

 「イチローさん、背中に日の丸を背負っているネ!」

ということでございます。

祖国を離れてまで自分の限界に挑戦しようとしたイチロー選手、今回、祖国の自分の後輩のために、その模範を自ら示したのでございます。不言実行で黙々とプレーに集中する様は、実にカリスマがあり、リーダーシップに富んでおりました。かつて長嶋茂雄さんが、「ミスタープロ野球」と異名を取っていたように、イチロー選手が将来の日本のプロ野球界を代表する人物になるのではないか? そんな兆(きざ)しを感じさせる大会でございました。

一方国内では、そりゃもう、街中が大騒ぎでございます。特に大会終盤の優勝圏内に勝ち進んだころには、日本中がそのWBCの話題で持ちきりでございました。電気店のTV売り場には野球中継を観戦する人であふれかえり、年配の方などは、「まるで昔の街頭テレビの様だ」とか。日本中がひとつのことにこれだけ熱中できたのも、また最近では珍しいことなのでございます。

さて、ここからが本題。優勝直後に日の丸の旗を取り囲み、選手一同が狂喜乱舞するさまが世界中に中継放送されたわけでございます。日本を応援していた人にとっては、その日本が優勝するのは嬉しいことでございますし、日の丸の旗が掲揚されるのも、ひときわ感慨深いものでございます。これは、WBCに限らず、オリンピックやワールドカップなどでも同じこと。いろいろ取りざたされてはおりますが、依然「君が代・日の丸」は国際試合における日本の象徴なのでございます。

いろいろ取りざたされていると申しあげましたのは、やはり、この「君が代・日の丸」が軍国主義と結びつけられ、教育の現場などでは日の丸掲揚や国歌斉唱を拒絶する考え方が根強く残っているからでございます。そこで、ワタクシ名古屋薫、思うのでございますが、

 「日の丸・君が代」と「軍国主義・宗教」と「愛国心」とを、もうそろそろ切り離して考えませんか?
ということでございます。

クリスマスを祝うからクリスチャンだなんて思う人はいないでしょ。同様に、君が代や日の丸によって、軍国主義が再来するなんてことは、現在の日本では“あり得ない”ことなのでございます。日本中がWBCにこれだけ熱中できたように、日本人にはまだまだ「愛国心」が残っているのでございます。その愛国心の象徴としての日の丸や君が代なのであって、たとえその国旗や国歌に歴史的な思想が張りついていた時期があったとしても、それは単なる「旗」や「歌」が“利用された”だけの話しであって、国旗や国歌には何の罪もないのでございます。

近年、日本は“愛国心に薄い国”と言われております。出生率の低下やニートといった人々。このままいけば、(シロウト考えでも)日本という国は競争力をドンドン無くしていくのは明かでございます。

 「国家が老年期に入りかけている」
と言っても過言ではないと思うのでございます。

そのワタクシ達の国“日本”をこれから支えるのは、若い人達であり、小さな子供たちでございます。むしろ“愛国心”という価値観のようなものは、小学校の低学年のころに身につけさせなければ無理でございます。しかし残念なのは、その子供の人格形成にとって一番大切な時期、小学校の現場でさえ、日の丸や君が代に対する評価が揺れ動いていることでございます。

小さな子供に軍国主義とか天皇制とか言って理解出来ますか? フィギュアスケートで金メダルを取る。日本の野球チームが世界一になる。そういったことで「バンザーイ」って単純に喜ぶのが子供でしょ。その子供がTVなどで目の当たりにした国旗や国歌を、学校の先生がもし否定したら? そんな先生の教育を受ける子供に愛国心が芽生えると思いますか?

軍国主義や天皇制といったことは、物心ついてからゆっくりと教えればいいことでございます。小さな子供には“小さいうちでなければ教えることができないこと”が山ほどあるのでございます。自分の住んでいる国土や土地、家族などを自ら守り、自分や自分の国に誇りを持ち、私たちの文化や技術にも誇りを持ち、働くとは喜びなのだと教える。そういったこと全てが、愛国心へとつながっていくのでございます。

教職の現場にいる方々が、国旗や国歌を否定するというのは“エゴ”でございます。子供たちに教えるべき愛国心を切り捨ててでも、自分の主義主張を通そうとする大人のエゴでございます。自分の教え子を愛するのなら、そして、子供たちにすばらしい人生を送らせてあげたいのなら、大人の主義主張を押し殺してでも、子供たちに教えるべき愛国心を優先させるべきでございます。

もし、日の丸や君が代に張りついた思想的なものがよろしくないと言われるのならば、日の丸や君が代に代わる“新しい国旗や国家”を定め直せばいいのでございます。「新しい国旗や国歌を作りましょ〜」と運動すればいいのでございます。しかし、新しいものが制定されるまでは、小さな子供たちにとっては日の丸や君が代が日本の国旗であり国歌でございます。その子供たちが信じるものを、たとえどんな歴史的背景があろうとも、大人が否定してしまったら、子供たちは迷うばかりなのでございます。

日本を離れてプレーしていたイチロー選手が、「日本」というものに人一倍こだわりを見せておりました。日本を愛し、日本のプロ野球界を愛し、自分の後輩達を心から愛するがゆえでございましょう。日本の教育に携わる方々も、今、小さな子供たちに何が必要なのか? これを、ひとつ、大人の事情をぬきにして考えていただきたいものでございます。

というわけで、久しぶりのメールマガジン、ちょっと小難しい内容になってしまいました。ではでは、次回をお楽しみに。名古屋薫でございました。

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