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2004/11/26

オリンピック、クリスマス、そして…

お久しぶりでございます。半年ぶりのメールマガジン、名古屋薫でございます。長らくお待たせさせた読者の皆様方、大変申し訳ございませんでした。

「忘れた頃にやってくる、天変地異のようなメールマガジン」――なんていう冗談が言えないほど、この半年間にさまざまな事件が起きております。オリンピックが有り、戦争が有り、台風による災害、大地震。今年も後一ヶ月でございますが、思い起こすと大変な一年でございました(ワタクシもこの半年間、大変だったんですけど、それは別のお話でいたしましょう)。

そのオリンピックは“武器のない戦争”などとよく比喩されたりいたします。悲しいことに人間も動物の一種でございまして、他の多くの動物と同じように“闘争本能”というものを持ち合わせているのでございます。その闘争本能を平和的な形で解消しようとするのがオリンピックであるならば、その同じ闘争本能が最も“動物的”に具現化してしまったのが戦争と言えるのかも知れません。今回はその“戦争”がテーマでございます。

今から○○年前のワタクシの大学生時代、文学部のワタクシと社会福祉学部の友人とでよく口角泡を飛ばしながら舌戦したものでございました。「戦争は絶対起こしてはならない」と主張する友人に、「戦争なんて人間の本能なんだよ。戦争から多くの芸術作品だって生まれているじゃないか。戦争は必要悪だ」と言い返して顰蹙(ひんしゅく)を買ったものでございました。

確かに戦争は起こすべきではございません。しかし、実際人間なんてそんな綺麗で純粋な生き物ではございません。人間の闘争本能は種の保存のために必要不可欠の資質なのでございます。その種の保存のための資質が結果として戦争を引き起こし、その種を絶滅の危機にさらすしまうというジレンマを、人間は避けられないのでございます。

そしてさらに戦争は、人類の築き上げた文化や文明を一瞬にして破壊してしまう一方、戦争から新たな芸術作品が生まれたり、兵器の開発などを通して技術革新を押し上げているというジレンマも持ち合わせているのでございます。また、単なる破壊活動である戦争が、違う場所では特需景気や経済効果を引き起こすというジレンマが存在するのも、悲しい現実でございます。

かくして、戦争というものは人間が生きていく上で必ず起るものなのでございます。だからといって戦争を奨励しているのではございません。起るべき戦争であるからこそ、「戦争を起こさない」という気持ちを普段持つことで“バランスが取れる”のでございます。戦争は人間の本能ゆえの必要悪だと実直に受け止め、いざ戦争が起きてしまったら、その戦争を少しでも“長引かせない”ことが、我々人類が大自然の摂理に対して出来るささやかな抵抗なのでございます。

なんだか、去年もこの時期に戦争をテーマにしていたような気がします。この時期はジョンレノンを思い出すからでしょうか。クリスマスソングを耳にすると戦争を連想するなんて、我ながら嫌な習癖でございますね。冒頭でオリンピックの話をいたしましたが、武器を持った戦争も、武器を持たない戦争も、どちらも国家や政治といったものが大きく作用しているというのははなはだ悲しいことでございます(政治的理由からオリンピックをボイコットなんていう事件がありましたよね)。

さて、久しぶりの配信なのに、小難しい内容で申し訳ございませんでした。ワタクシのお仕事関係も多少余裕ができ、これからは定期的に配信出来そうでございます。この半年間のワタクシの余裕の無かった生活に関しては、また違う機会にでもお話しいたしましょう。ではこのへんで、失礼いたします。次回をお楽しみに(次回はもっとくだけたお話にするからネ)。

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