書き方読本名古屋薫流
皆様方、名古屋薫でございます。
観(み)て参りました。『ブラック・ホーク・ダウン』。それも夜中の三時に。三時に観始めて観終わったのが朝の五時半。ワタクシ、ふつうその時間に映画を観に行きますと、十中八九(注1)途中で仮眠を取ってしまうのでございますが、この映画は寝られません、寝させてもらえません。なにしろ、二時間半の映画の“ラスト二時間(?)”が生々しい戦闘シーンの連続なのでございます。
アッ、気の弱い方は、映画館の後ろの方の席がよろしいかもしれませんね。何しろ、臨場感が、臨場、リン......アーーー!! RPGがこっちに向かって......アール、ピー、ジー..... って、薫、まだ余韻が残っております(注2)。
さて、映画の話はこのぐらいでってことで、あまり話しちゃうと面白くなくなっちゃうでしょ。で、今回のメールマガジンでございます。前回のは楽しんでいただけましたでしょうか? と言いたいところでございますが、どうも前回のメールマガジンは“書き応(ごた)え”が無かったのでございます。書いているワタクシに書き応えが無いのでございますから、読んでいるアナタサマにも“読み応え”が無かったのではないかと思っているのでございます。
思い返すに、どうも題材が映画というのは筆が鈍るのでございます。「まだ観てない人にも大丈夫なように」とか「ああ、なんて自分って映画の知識が薄いんだろう」なんて“邪念”が入るのがいけないのでございましょう。そこで、そこで、今回のテーマ『書き方読本名古屋薫流』なのでございます。作文や読書感想文が苦手っていう人は、今回のメールマガジンで開眼すべし。明日から編集長も夢じゃないってさ(注3)。
さあ、ワタクシ、筆が速いときはとてつもなく早いのでございます。ほとんど、話す速度と同じ早さで文章を書いているのでございます。また、筆が止まったときの筆の重さも格別でございます。何ヶ月も配信されないメールマガジンの読者の皆さんは、身にしみて実感されていると思うのでございます(注4)。
そもそも、作文といったものがトッテモ苦手な名古屋薫でございますが、あるとき開眼したのでございます。モットモ開眼してこんなもんかって言われそうですが、とにかく開眼したのでございます。
書こう、書こうとするから難しいのでございます。話そうとすればよろしいのです。目の前に聞き手の方がいらっしゃって、その人に向かって話しかけようとすればよろしいのでございます。今でこそ‘オフトンガール’の名古屋薫でございますが、以前はお水の花道‘ショーガール’。席に着けばお客様と小一時間連続でお話をするなんて事は日常茶飯事だったのでございます(注5)。
ただ、話そうと思っていることを、そのまま文章にしていくということは大変なことでございます。頭の中にドンドン次の言葉が溢(あふ)れて参りますので、それをどんどん文字に置き換えていかなければならないのでございます。モタモタしていると、せっかく浮かんできた次のフレーズが泡沫(うたかた)のごとく消えて逝(い)ってしまうのでございます。
そこで重要なのが入力方法。代表的なのはキータイプでございます。これはワタクシそこそこ早く打てるのでございます、エッヘン(注6)。手元にPCなどが有れば、これが最善でございます。英文タイプの教則本で覚えたワタクシのタイピングは、まあ一般的だと思うのでございますが、世の中には両手の人差し指だけで、ものすごい早さでタイピングされる文豪の方もいらっしゃいます。そう考えると、キータイプというものは「早ければよし、結果オーライ」(注7)でよろしいのではないでしょうか。
また、PCなどが無い場合は、手書き。これもよろしいでございますね。A4位の大きなレポート用紙に罫線を無視して書き殴るのでございます。それこそ新聞記者の速記術か中近東のアラビア文字のごとく、書いた本人以外、絶対に解読できないような書き殴りでございます。
書き殴りというと下品でございますが、その位速く書かないとバッファオーバーフロー(注8)で筆が止まっちゃうのでございます。ただ、レポート用紙を何枚も使い、荒々しく書いていくというのは、どこかスポーツ感覚があって健康的でございます。その際は、ボールペンか万年筆がよろしいですね。間違えたら消そうなんてミミッチイ事を考えると、また筆が止まるのでございます。
また、「録音」というのも試したのでございます。マイクに向かって話しかけるのでございます。ただ、これは恥ずかしい。“実際に”話すというのは、目の前に相手がいないと大変難しいのでございます。また、録音した自分の声を後から聞くというのもこれまた気持ち悪いもので、有る意味自分の声でありながら‘拷問のような作業’なのでございます。
あと、新しもの好きなワタクシ、ViaVoiceというのも試したのでございます。マイクに向かって話しかけると、そのまま文字に変換してくれるという天下のIBMブランドのソフトでございます。これも、全然ダメ。よほどワタクシの話し方には癖があるようで、誤認識に気を取られてお話どころではないのでございます。誤認識を気にせずどんどん話し進めると、これまた後から読み直したときに、何だか分からない大笑いの文章が出来たがっていたりするのでございます(注9)。
というわけで、皆様方、作文の苦手な方はどうか話しかけるようにして書いてみてはどうでしょうか? キータイプの上手な方で有ればPCで、そうでない方は、「ミミズ文字手書き自己認識-後で大変方式」がよろしいカト。ただ、この『文章作成名古屋薫流』にはひとつ欠点が...そう、お気づきですね、だらだらと文章が長くなるのでございます。
さあ、今回も結構長い文章になってしまいました。最後まで読んでくださった読者の方々、ありがとうなのでございます。そこで、次回の予告編。世の中景気が悪うございますが、その不景気を吹っ飛ばすようなすばらしい考えが閃(ひらめ)いたのでございます。もしみんなが一致団結してこの方法を実践すれば、日本中が好景気の渦に...というすばらしい方法でございます。エッ、何をするかって? それは次回のお楽しみということで。
それでは、次回をお楽しみに。名古屋薫でございました。バイバーイ。
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(注1)【十中八九】
じっちゅうはっく−“ほとんど”という意味でございます。
麻雀の役ではございません。
(注2)【RPG】
旧ソ連製ロケットランチャー「RPG-7」のこと。プレステや
スーファミじゃナイYO。
(注3)【明日から編集長も夢じゃないってさ】
書いていて自分ながら意味不明、まあこんなもんさ、勢いで
書いてるときって。
(注4)【身にしみて実感されていると思うのでございます】
まるで人ごとみたいですが、みなさまいつもゴメンナサイ。
(注5)【お客様と小一時間連続でお話を〜のでございます】
そして、ミーティングでは新人を小一時間問いつめて。
(注6)【エッヘン】
自慢してゴメンチャイ。
(注7)【結果オーライ】
大昔、修学旅行でバスガイドさんが歌を歌ってくれたので
ございます。題名もメロディーも忘れちゃったけど、「発車ー
オーライ」というフレーズだけ、克明に覚えちゃっているので
ございます。不思議ネ。
(注8)【バッファオーバーフロー】
処理能力に比べて供給が速すぎるということ。この場合は「エエイ、
まどろっこしい、忘れちゃったよ」という状態。よくCD-Rなど
でいわれる「バッファアンダーラン」はその逆で供給が間に合わな
いということ。例えれば「締め切りが目前に迫っているのに、全然
ひらめかないよー」という状態。
(注9)【ViaVoice付属のヘッドセットマイク】
使い道の無くなったViaVoice付属のヘッドセットマイクは、まあ
まあ気に入っているのでときどきかぶって遊んでおります。ただ
残念ながら、マイクとしてではなく純粋にカブリモノとして。
そんなワタクシって、変?
IBM,ViaVoiceはIBM Corporationの商標です。
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