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2001年4月

2001/04/06

性転換のススメ

お久しぶりでございます。名古屋薫でございます。

「メーマガはまだか」「メーマガはまだか」というご意見を何度となく頂いております。気が付くと半年に一回の「盆と正月メールマガジン」になっているのでございます。

さて、いろいろな方からワタクシ、メールを頂くのでございますが、その中には性転換願望の方も決して少なくございません。これだけ、「性転換」や「性倒錯」という言葉が一般化してきても、やはり「餅は餅屋」なのでございます。性転換のことを聞くならニューハーフって感じなのでしょうか?

その、ワタクシに相談していらっしゃった方は性転換というよりは“去勢”願望なのでございます。ただ、奥さんも子供さんもいらっしゃって、平和な家庭(かどうかは分かりませんが)を築いていらっしゃるご様子。お歳の頃は四十過ぎ。そのいいお父さんが「金玉を抜きたい」と言って相談していらっしゃったのです。

その男性、おそらく幼少の頃から性転換願望のようなものが潜在していらっしゃったのでしょう。その性転換の小さな固いつぼみが、四十歳を過ぎてから花開いてしまったのでございましょう。ただ、ワタクシ気になるのは、その男性が「去勢をすればすべて解決する」と思っていらっしゃることでございます。

人の身体というもの、四十年も使い込んでいれば、十分(この場合男として)固まってしまっております。その失った過去が、去勢という荒療治で取り戻せるいうものではありません。去勢手術をしたところで、特に身体が女っぽく変身するとはとうてい思えないのでございます。変身どころか、何も変わらないまま新たに問題を抱え込むことになるはずなのでございます。

ワタクシ名古屋薫も、若い頃(笑)は性転換願望が大変強くてございました。ところが、ながねん‘女’を演(や)っておりますと、アソコの形などはどうでも良くなってしまったのでございます。重要なのはアソコの形ではなく、歩き方や身のこなし、立ち振る舞いなのでございます。女として社会生活を営んでいるうちに、“社会的に性転換”をしてしまったのかもそれません。

話は戻って、先ほどのお父さん。このお父さんが去勢手術をして、(いかにも)女っぽい格好をすることは簡単でございます。しかしながら、女として社会生活をするということとは全くの別問題なのでございます。つまり、「ご本人が女として納得して生きる」ことよりも、一般社会と折り合いをつけながら行動し、「周りの人を納得させる生き方」の方が重要なのでございます。

さてさて、今回このような話題を取り上げさせていただいたのは、最近、このような去勢や性転換に関するお問い合わせが多くなってきたからでございます。そこで、全国の性転換願望の皆様方へ、ある本を紹介させていただくのでございます。

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『図解 性転換マニュアル』
 〜カウンセリング、ホルモン療法から各種手術、戸籍の変更まで

  性の問題研究会著 223頁 定価1300円+税
  同文書院 ISBN4-8103-7692-3
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性、あるいは性転換に関して、医学的、社会的、そして法律の問題にまで書き及んだ良い本だと思っております。ご自分の性に疑問を持っていらっしゃる方、性転換、あるいはニューハーフ願望のある方などに良いアドバイスを与えられる本ではないでしょうか。餅は餅屋、もしお悩みの方がございましたら、その筋のお悩みはその筋に相談するのが一番なのでございます。

では、久しぶりのメールマガジン、今回はこのへんで。お待たせいたしました読者の皆様方、失礼いたしました。

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