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1998/12/30

命の値段が20円!?

 前回の「踊る名古屋薫」では、感動しましたという感想のメールを多く頂きました。自分ではたいしたことは書いていないつもりなんですが、多くの方々を力付けたみたいで、私名古屋薫といたしましても嬉しく思っております。さて、そこで、今回はちょっと深刻な話題になっちゃいました。暗い話題、深刻な話題は年内にすましてしまい、新年は新たな気持ちで晴れ晴れと、というつもりで慌てて年内にupいたした次第です。

 「私名古屋薫の朝は珈琲館で始まる」というわけで、朝食は近所の珈琲館(注1)で、炭火焼きコーヒーとスクランブルエッグトースト(注2)をいただきながら読売新聞(注3)を読むのが日課なのですが、今日はたまたま読売が無くて読んだ日刊スポーツの記事(注4)から。

 例の青酸カリ購入事件をご存じですよね。自殺志願の女性に札幌市の男性がインターネットを通じて青酸カリを通販で送りつけ、その結果女性は自殺、送った男性も自殺するという悲惨なあの事件です。この男性、5グラムの青酸カリをたった660円で購入しているらしいんです。青酸カリの致死量が0.12グラム程度らしいので単純計算をすると人間一人の命の値段は20円(注5)ということになります。

 送って貰った女性も不幸ならば送った男性もまったくもって不幸。不幸というよりも実に寂しいお話。この男性は他にも同様に青酸カリを送っているようなのですが、その青酸カリを欲しがった人たちの言葉も新聞には載せられていました。

 「青酸カリはお守り」

 「いつでも死ねる、もう少し頑張ろう」

そう思って青酸カリを購入したそうです。その人達は“お守り”として毎日持ち歩いているらしいのです。

 ウソツケ、バカ言ってんじゃないわよ。どうして毒薬がお守りなんかになるのよ。頭がクリアーな時にはお守りって考えられるかも知れない。でも、人間って“魔が差す”ってことがあるのよ。そこに毒や刃物が有ればつい使ってしまうかも知れないでしょ。学校の先生を刺し殺してしまった中学生だって人殺しをするためにナイフを購入した訳じゃないはず。あるいは、尾崎豊やhideが死んだ理由はいまだに謎。でも、ひょっとしたら「何となく死にたいな」って思っていたら、本当に死んじゃったのかもしれない。

 人間って死ぬときは石に躓(つまづ)いても死んじゃうもの。でも自殺だけは特別。残された者、特に身近にいた者ほど「どうして救って上げられなかったのか」「どうして気付いて上げられなかったのか」って一生後悔させることになる。「自分がいなくなっても誰も心配しない」って思う人がいたらそれは大きな間違い。自殺すれば必ず身近な人に一生重荷を背負わすことになるのです。

 自殺を考える以前に自分の悩みを誰にも相談できないっていうのがとっても不幸ですよね。悩みを打ち明けられる人、心の支えになってくれる人、自分のことを掛け値無しに信頼してくれている人、こんな人が自分の側にたった一人いれば力強く生きていけるはずなんです。たった一人でいいんですよ。欲張って多くの人から愛されようなんて思ってはいけません。本当に心を許せる人ならばたった一人で十分なはずなんです。

 でも、このたった一人が難しかったりするんです、特に都会では... 一番間違い無いのは身内。何てったって血がつながっているというほど強いものはございません。次に友人。でも、厚い友情で結ばれた一生の友人ってなかなか作れないもの。微妙なのが夫婦と恋人。本来の夫婦って最善のパートナーであるはず。しかし、最近の夫婦は冷め切っていらっしゃる方々も少なくない様子。そして、恋人。恋人でも夫婦のようになってしまった恋人ならば良いんでしょうけど、まだ駆け引きをし合っているような現在進行中の恋人ならばちょっと問題ありって感じ。

 みんな、本当に信頼できるパートナーをたった一人で良いから作りましょう。そして力強く生きていきましょう。私たちは美空ひばりやマザーテレサではないんです。万人に愛される必要はありません。たった一人から愛されていれば生きていけるんです。たった一人で良いから、そんなすばらしい人を見つけましょう。

 で、今回はちょっと深刻な話題になっちゃいました。このような話題を新年早々送るのも気が引けたので、慌てて年内に送信いたしました。今年はみなさんにとってどんなお年でしたでしょうか? どうか来年は良い年になりますように。それでは、この辺で。バッハハーイ。

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(注1)珈琲館

コーヒーの専門店。チェーン店で東京には無数にある。毎月10日はお客様感謝デーでその日に行くとカップやお皿などがもらえる。我が家の食器類もかなりこの珈琲館のお世話になってます。でも、食器類のデザインに統一感が無くなるのがちょっと困りものなのです。

(注2)スクランブルエッグトースト

以前はこのメニュー、トースト+スクランブルエッグ+フランクソーセージだったのだが、ちょっと前からソーセージがハムに変わってしまった。肉汁溢れるみずみずしい美味しいソーセージだっただけに以前のメニューが忍ばれるのです。ちなみに私はスクランブルエッグをトーストの上に乗せて食べるのが大好きなのです。

(注3)読売新聞

本来、私は名古屋出身なので中日ファンなのだが、東京で中日ファンというのはなかなかに勇気がいる。それで世を忍ぶためにあえて読売を、というわけでもない。たまたまお店が用意している新聞だから読んでいるだけ、ナノサ、フン。

(注4)日刊スポーツの記事

日刊スポーツ 1998/12/29付から

(注5)20円

実際に計算してみると16円強になるようですが、新聞には20円って書いてありました。この件で文句言わないように。だって新聞にそう書いてあったんだもん、フン、フン。

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<ちょっと予告編>

 みなさん、オカマ、ニューハーフ、ホモ、ミスターレディー、ゲイ、ゲイボーイ、シスターボーイ... これらの言葉の違いって分かりますか? これ、一番よく聞かれる質問のひとつなんです。新年一回目のShe-Mailはこんな題材でいこうかと思っています。たまには軽い話題もなくっちゃね。それでは、次回を好ご期待。

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